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🌻
時間になるとAさんと陽葵がご来店。
陽葵が『しょっぴー！』と俺に抱きついてきてAさんが『こら！翔太くんに迷惑かけない約束でしょ！』なんて言うから、近くのスタッフが目を見開いている。
こーれは確実に【子持ちに手を出した渡辺】だと思われてるわ。笑
まぁ、それについては後で説明するとして。
渡辺「ふたりともいらっしゃいませ」
陽葵『おしごとしてるしょっぴー、かっこいいね！』
渡辺「…ありがとう？まだ何もしてないけど。Aさんこちらへどうぞ。陽葵も一緒においで」
『はーい。ごめんね、翔太くんの働いてるお店に陽葵みたいな小さい子を連れてくるのはどうなのって思ったんだけど…私と陽葵の欲が勝っちゃった！』
渡辺「それは全然大丈夫。うちは基本的に個室だから」
『さすが一流サロン！こんな素敵なとこ初めて！』
そう言ってキョロキョロするAさんは、子どもっぽくて少し可愛い。
とりあえず、椅子に座ってもらって、いつも通り仕事モードでカウンセリング。
渡辺「それで、本日のご希望は？」
『うーん、思い切ってバッサリ行こうかな。もう私もアラサーだしさ。笑』
渡辺「いや、それは俺もだし！っていうか、本当にいいの？Aさんの髪の毛長くて綺麗なのに」
『うん、髪の毛切りに行くのがめんどくさくて、なんとなく伸ばしてただけで元々ずっと短かったの。ほら、写真で見たことあるでしょ？』
渡辺「そっか。じゃあボブにしちゃっていい？」
『翔太くんのおまかせで！お願いします！』
ここで、近くに用意した椅子に座って俺たちを観察していた陽葵が声を出した。
陽葵『ねぇねぇ、ひまもしょっぴーにかみのけちょきちょきしてもらいたい！』
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作者名：Sakuya
| 作成日時：2020年11月28日 13時
