向日葵の咲くおうち ②【雪】 (ページ37)

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そうだ、遊園地にいこうページ37

Aside

うちの娘は、いつも突然だ。

さっきまで楽しそうに教育テレビを見ていたのに急に立ち上がって『ひま、ゆうえんちいきたい！』って、叫ぶんだもん。笑

すると隣で一緒にテレビを見ていたさっくんも立ち上がり「よっしゃー、今週末は遊園地だ！」と叫んだ。

陽葵『ママにゆうえんちいってもいいか、きく？』

佐久間「そうだね！」

いや、あなたたちの声が大きすぎてバリバリここまで聞こえたけどね！？

さっくんが陽葵を抱っこしてキッチンにやってきた。

陽葵『ママ！ゆうえんちいこ！』

佐久間「Aさんも行こう！」

『いいけど、寒くない？』

陽葵『さむくない！』

『えー？絶対寒いよ！でも、行こっか。さっくん、みんなに週末の予定聞いといてくれる？』

佐久間「了解であります！良かったね、陽葵！」

陽葵『やったー！！！』

ホントみんな陽葵に甘いんだから！

結局許してる私も人の事言えないけどさ！！！

週末の朝、リビングにはメンバーが大集合していた。

深澤「ねぇ、なんだかんだ初めてじゃない？全員で出かけるの。運動会は別として」

向井「前に動物園行った時、俺は仕事で行けへんかったもんな〜」

佐久間「俺が康二に頼まれてたのに陽葵とパンダを撮り忘れたときっしょ？笑」

向井「その件は、まだ佐久間くんのこと恨んでるで？」

『もー、結局私が撮ったやつあげたじゃん！』

向井「そうやけど！」

岩本「ほら、準備できたよ〜！」

陽葵『わーい！』

人数が多いので2台に分乗して行くことになった。

ひーくんの車か、しょっぴーの車。

『陽葵、どっちの車に乗る？』

2人から感じる強い視線。

そして、みんな陽葵と同じ方に乗りたいから誰もまだ車に乗らない。笑

陽葵『ひま、ひーくんのくるまにのる！』

岩本「よっしゃー！！！」

渡辺「陽葵…どうして…。」

陽葵「このまえ、ひまがインフルエンザになったとき、ひーくんやさしくしてくれたから！」

渡辺「仕事ぉぉおお！！！仕事だったの！！！」

岩本「いえーい！！！」

渡辺「最悪」