向日葵の咲くおうち ②【雪】 (ページ35)

今日:60 hit、昨日:62 hit、合計:647,145 hit

・ページ35

🌻

そして迎えた節分当日

保育園から帰ってきた陽葵、そしてお手伝いの舘様とラウールくんで恵方巻きを作る。

宮舘「陽葵、今日保育園で豆まきした？」

陽葵『うん！あのねーおにさんがふっかだったの！』

ラウ「えっ」

陽葵『みんなこわくてないてたけど、ひまりはふっかだってわかったからぜんぜんこわくなかった！』

ラウ「ひまりんは、なんで鬼がふっかさんだって気づいたの？」

陽葵『こえ！こえがふっかだった！』

宮舘「なるほど…」

さっくん、うちの娘は結構手強いかもしれない。笑

陽葵『だからひま、ないてるおともだちに、ふっかせんせいだよっておしえてあげたの！』

宮舘「そっか。陽葵は優しいね」

いやいや、舘様のほうが優しいね？

っていうか、ふっかごめん！

完全に企画殺しの陽葵だわ。笑

人数分の恵方巻きを作り終わるとちょうど全員帰宅したみたい。

先に恵方巻きを食べることになり、阿部ちゃんがスマホの方位磁針で西南西を調べてくれる。

阿部「あー。あっち。あの角を向いて食べて」

陽葵「分かった！」

『いい？途中で喋ったら福が逃げちゃうんっだって。だからみんな喋ったらダメだよ？』

陽葵『わかった！』

『あとお願いごとしながら食べるらしいよ』

陽葵『分かった！！！』

分かった連呼の陽葵が本当に分かったのかは置いといて。

みんなで恵方巻きを食べ始めた。

11人で同じ方向を向いて珍しく黙って食べている姿は少しシュールだ。

いち早く食べ終わったさっくんが隣のふっかにちょっかいをかけて喋らせそうとしているし。

子供かな！？笑

陽葵には小さいサイズを作っていたので無事にみんな1本ずつ完食した。