【銀魂】平凡な私とあなたの関係性が見当たらないのですが

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「大丈夫ですか!?」









苦しそうに顔を歪め、私に視線を移す。









「………ッ
　寝……れば………治る」









そう言ってうずまる。








荒くなっていく息がますます不安を煽る。



汗の滲む額に濡らしたタオルをあて、布団に寝かせる｡









「……………？」








ふと、少年に視線をやると、首のあたりに黒く痣ができていた。





「ちょっと失礼します」








めくってみると、背中のあたりから広がっていて、その中心はさっき手当てした包帯だった。





もしかして、これが夜兎用の武器の傷跡………？







「いッッ………ちょっ……と
　………触、るな………」








相当痛かったのか、こちらを横目で睨む。





「すみません………」








どうしたらいいかわからず、とりあえず店に用意されている痛み止めを持ってきた。






「これ、飲んでください」








苦痛に意識が持って行かれているのか返答がない。






「ちょっと失礼します」







顔を向けさせ、薬を入れる。





玉だから飲みやすいとは思うのだけれど……。








「……………ぁ……ッ
　何を……飲ま……………………」









言いかけて、耐えられなくなったのか、くたっと身体を布団に預けた。






「あの………」









ピクリとも動かなくなった少年。









濡れた前髪を撫でるようによかし、氷を当てる。








何があったんだろう…本当に……。







飄々とした態度で、しかも夜兎の、神楽ちゃんのお兄さんである彼がこんなになるなんて、私の想像の範疇を超えているには違いなかった。

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