沖田総悟の妹クン！？ (ページ35)

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三十二訓ページ35

近藤「総悟、A。俺達は幕府に拾われた身だぞ。幕府がなければ今の俺達はない。恩義に報い忠義を尽くすは武士の本懐！真選組の剣は幕府を護るためにある！」

総悟「だって海賊とつるんでたかもしれん奴ですぜ？どうものれねーや、ねェ土方さん」

土方「俺はいつもノリノリだよ」

『今からでもれっつぱーりーですか？？』

土方「Aは一回喋んな、ややこしくなっから」

総悟「アレをみなせェ」

総悟にぃが指を指しながら言う。

総悟「みんなやる気なくしちまって。
山崎なんかミントンやってますぜ、ミントン」

『あ～ザキ！早く逃げろー！鬼が来んぞ！！』

土方「山崎ィィィ！！
てめっ、何やってんだコノヤロー！！」

予想通り土方さんはザキを追いかけて行った。
近藤さんは話し続ける。

近藤「総悟よォ、あんまりゴチャゴチャ考えるのは止めとけ。目の前で命狙われてる奴がいたら、いい奴だろーが悪い奴だろーが手ェ差し伸べる。

それが人間のあるべき姿ってもんだよ」

なかなかカッコイイ台詞を決め込んだ近藤さん。しかし、向こうの渡り廊下にカエルが見えたらしく、叫びながら走っていってしまった。