105話 怒った理由 ページ12
舞桜side
試合が再開する
瑞希はゴールの前まで文字通り躍り出る
瑞希｢ラストリゾート…！｣
打った技は本来ならば豪炎寺さんのもの
シュートは当たり前のようにゴールへと吸い込まれ会場が静まり沈黙が訪れる
そして僕の心に怒りのようなものが芽生える
なんでこの気持ちを抱いたかは解る
でも口に出しては、思考を進めては絶対に行けないものだということも分かる
でも、伝えないと、伝わらない
だけどたかが一人のエゴのようなものに瑞希を振り回す訳にも行かない
まあ僕が忠告したところで聞き入れるはずがないと思うけれど
僕が変な事……変な事を考えているうちに会場は沸いて、瑞希は倒れて
収集が付きにくい状態になっていた
まあ、僕が取るべき行動は瑞希を運んで僕とほかのメンバーを交代してもらうこと
舞桜「監督」
監督「はい」
舞桜「飴、無くなりました」
そう言って僕は口を開けてベロを出す
監督「わかりました、交代ですね。……いつ頃お戻りになりますか？」
舞桜「まあ…ケースバイケースみたいな感じで連絡はしますから」
そう言って僕は控え室へと戻ろうとする
つくし「あ！舞桜ちゃん！これ！」
そう言って大谷さんが僕にメモを渡してくれた
つくし「緑水瑞希ちゃんからだよ」
舞桜「……ありがとうございます」
そう言って中を見ようとして、ゴミみたいなプライドが邪魔をして
怒りで読む気にもなれなくて
舞桜「……ペンを、借りていいですか？」
つくし「うん！もちろん！」
何も書かれていない側の方に僕の今の気持ち、伝えたい事を多少物凄くとてもオブラートに包んで書き綴る
舞桜「…これを瑞希に渡して貰えますか？」
つくし「もちろんだよ！受け取ったね！」
そう言って笑ってくれる
その行為でさえとてもイラついて、ムカついてしまう今の僕はちょっぴり変だ
異常だ
可笑しいんだ
監督「……心虹さん。何かほかに伝えておくことは有りますか？」
舞桜「そうですね……」
僕は後ろを向かずに言う
舞桜「もしも瑞希が頑固でこちら側に行こうとしていたらこういって止めてください。『僕と互角に戦えるのは瑞希だけなんだけどなぁ……』と。お願いします」
監督「分かりましたよ。一字一句間違えないように伝えますねぇ！」
ことわざを知ってるなんて本当に中国人なのかな、この人は
そう思いながら僕はフィールドから離れていく
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咲夜♪(プロフ) - 雫(ｼｽﾞｸ)さん» 今忙しいので……時間がある時に読ませていただきます (2019年5月25日 19時) (
レス) id: dd598bec6b (このIDを非表示/違反報告)
雫(ｼｽﾞｸ) - 咲夜♪さん» はい。 咲夜♪さん、良かったら読みに来てください。 (2019年5月25日 19時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
咲夜♪(プロフ) - 雫(ｼｽﾞｸ)さん» ありがとうございます！頑張りますよー (2019年5月25日 19時) (レス) id: dd598bec6b (このIDを非表示/違反報告)
スイジュ(プロフ) - 雫(ｼｽﾞｸ)さん» 出来たら行きます (2019年5月25日 17時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
雫(ｼｽﾞｸ) - スイジュさん» はい。 スイジュさん、良かったら読みに来てください。 (2019年5月25日 17時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲夜♪＆スイジュ x他2人 | 作成日時：2019年5月22日 7時
