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海の見える道路を走りながら、
AAAの音楽が小さく流れる車内。
ふっと息を吐くと久し振りに肩の力が抜けた感覚。
『私が休みだって良く知ってたね？』
浦「昨日帰りがけにたまたま坪っちゃんに会ってさ。聞いたの。俺も休みだったからすっごい偶然だし誘おうかと思って。」
『なかなか1日お休みがかぶることなんてないもんね。』
浦「ほんとにねえ。」
直也くんが何かを考えるように呟く。
AAAというグループには7人のメンバーがいて、
それぞれがそれぞれに活躍していて。
AAAとしての顔とソロとしての顔をもっていて、
こんなにもその一人一人の世界が確立しているアーティストグループは珍しい。
だからこそ、休みどころか、
グループの仕事の日程を合わせることだって難しいときもある。
そういう意味ではメンバーのお休みが、
しかも1日オフがかぶることなんて本当に珍しい。
浦「お昼何食べたい？」
『なんでも！』
私の言葉に直也くんが楽しそうに笑って、
じゃあ俺の行きつけねっと車を走らせてくれる。
車の中で沢山お喋りをして、
お昼は海辺のアメリカンなハンバーガー屋さん。
これ普通のハンバーグじゃん！ってくらい大きなお肉の挟まったハンバーガー。
直也くんがダブル２つ、なんて言うから慌てて止めたのに完食しないと次連れてってあげないって言うから無理やり押し込んだ。
美味しかったけど。
これまた直也くんのオススメだっていうカフェに寄って、ヨーグルトとイチゴのスムージーをテイクアウト。
車の中で飲みながら色んな話をして、
きっと心配かけてるんだろうな、と少し心が痛んだ。
『直也くん。』
浦「ん？」
『連れ出してくれてありがとう。とっても楽しかった！』
浦「…まだ終わりじゃないんだけど？」
『え？』
車が家の方に向かったいるからてっきりこれで終わりなんだと思っていたら直也くんがそんなことを言うから首をかしげる。
浦「お、時間も良い感じ。」
直也くんがそう言いながら車を止める。
『…劇場？』
浦「そ。ミュージカル見よう。」
直也くんが車のダッシュボードからチケットを2枚取り出して渡してくれる。
浦「俺結構好きなのよ。付き合って。」
『良いよ！私ミュージカル初めてかも。』
浦「本当？良かった。」
3階席まである劇場の中に入ればほぼ満員。
指定された席は2階のほぼ真ん中。
ステージは近くないけど全体がよく見える。
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ましゅ(プロフ) - おかえりなさい、であっているのか分かりませんが待ってました。本当にこうやってまたsakuさんの執筆されるのが読めると思うとワクワクです。これからもsakuさんのペースで更新していってください。 (2019年8月6日 22時) (
レス) id: eadb1e86ec (このIDを非表示/違反報告)
rano(プロフ) - sakuさんのペースでこれからも頑張ってください！！ (2019年5月22日 23時) (レス) id: 84b15d4196 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 初めまして。毎日来てはいちから読み直してます！いつも感動させられてます！更新楽しみにしてます！ (2019年4月3日 19時) (レス) id: 7a71984a73 (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - さなっちさん» わ〜〜！！気づきませんでしたありがとうございます！修正しました（ ; ; ）頑張りますので完結まだぜひお付き合いください〜〜！更新遅くて本当にごめんなさい！！！ (2019年3月28日 7時) (レス) id: 62025c77a8 (このIDを非表示/違反報告)
さなっち - はじめまして。 この小説、とても共感しました。 お話の番号が395から369になっていましたが大丈夫ですか？ 続きが、すご〜〜〜〜〜く気になります。sakuさん、頑張ってください！応援してます。 (2019年3月25日 22時) (レス) id: c90a3cc57a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：saku | 作成日時：2018年6月18日 20時
