ずっと一緒……23 ページ32
姉ちゃんの病室に来る道すがら、リョウに見せてもらった手帳には……
恐ろしいスケジュールが……
俺と、瑛斗にぃ、約束の前にどうしても風 ちゃんに逢いたくて…… お姉ちゃんと風 ちゃんの暮らすアパートに向かってた
オイラ。車の免許無いからリョウの運転で風 ちゃんの…… 姉ちゃんのアパートに向かいながら……
瑛斗「アパートを拠点に大学。バイト先。病院……案外近くに住んでたんだね？ 風 ちゃん達」
涼那「うん…… もっと早く気付いてあげるチャンス一杯あったのにね…… このスケジュールからすると明日の日曜日は、流石に予定が……」
瑛斗「他の日に比べればね…… 」
風 ちゃん…… 風 誠さんの事を思って。お姉ちゃんの事も思って…… 何より癌などで辛い思いをしている人や周りの家族の為、薬の研究に携わりたい…… っていう
志しは立派だよ？
瑛斗.涼那「早く助けてあげたい……」
風 ちゃんが倒れる前に……
-ピンポーン-
風 side
風 「もう…… どうしたら家事が上手くなんの？」
って位。7時から(19：00)から勉強始めなきゃなのにって……
掃除。皿洗い…… 今は洗濯物畳むのに悪戦苦闘してたんだけど……
家事能力も無いのに、まとめて仕様としてんのが間違いなんだけどさ……
風 「誰だろ？」
18：30前…… これ以上予定狂わせたく無いな…… そんな事思いながら
玄関の扉を開けて……
風 「あ……」
一目でエイトくんと、リョウくんって分かった……
瑛斗.涼那「どちてぼうや。逢いたかったよ」
エイトくんと、リョウくんだ……
風 「なんで？」
瞳を涙で揺らしているエイトくんと、リョウくん……
僕も泣きそうで……
涼那.瑛斗「風 ちゃん…… 話ししよ？」
リビングに通して。経緯を聞いて
瑛斗.涼那「風 ちゃん…… このスケジュールじゃ絶対倒れる」
風 (……)
僕…… 今の今迄落としたなんて気付いて無くて……
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作者名：涼風花 | 作成日時：2021年4月22日 12時
