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外交官であるオスマンが、開戦か否か外交戦の攻防を繰り広げている間、
______尤も開戦は避けられぬだろうが、開戦までの期間を延ばしている間ということにしよう
d!の国の国家元首たるこの男、グルッペンが珍しく痺れを切らしていた。
gr「…遅い！！！！遅すぎるんだゾ！！！」
隣で突然奇声を上げる総統に、またか、と言いたげに書記長トントンは耳を軽く塞ぐ。
gr「奴らが此処に情報を盗みに来るハズ！だが！！」
この腰抜け共め…と、手袋の上から自身の爪をガリｯと噛み締める。
tn「腰抜けというか、俺には人材不足にしか見えへんけどな。」
一度、かの大国が滅ぶ前の話だが、大国の諜報員を逃した事があった。無論うっかりではなく態とだ。
何故逃すのか、といった顔をする部下達に
「その方が面白いじゃあないか」と爆弾発言を投下したのが、総統だった。
この城に情報があると流せば、盗みにやってくる。諜報員引いては大国の暗.殺部隊の奴らと直接やり合いたいという総統の思惑があったらしいが、書記長の粛清で計画は一回きりで終わっていた。
あの大国で取り逃した
今の所、彼の国を戦争というレールの上に誘き出す事に成功したのも、先に大国を滅ぼした事も無意識か意識的かは置いておき
gr「っは〜、人材不足は嫌だなぁ〜。」
今や列強の国の一つに名を挙げようとしている国の
tn「さっきから思ってたんけど、何なん？」
それ、と指差す先には突かれている香水瓶。
gr「ん、ほれ。」
の一声と共にトントンの目の前に、薬液が噴射される。
すん、と鼻を利かせても何の香りもしない、無味無臭といった感じだ。
訳がわからないと言った顔でトントンは首をひねる。
gr「まぁ匂いは感じないだろうな、
_________我々のような常人には。」
tn「……はぁ？」
トントンは益々意味が分からぬ、と言った顔をした。
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燈霞(プロフ) - 夕凪死苑さん» ありがとうございます！励みになります🙇 (8月24日 19時) (
レス) id: 69b5d9f3f9 (このIDを非表示/違反報告)
夕凪死苑 - すごい…面白いなぁ、展開が気になります！これからも読み続けますので、頑張ってください！ (8月24日 18時) (レス) @page33 id: 2d1a360a6f (このIDを非表示/違反報告)
燈霞(プロフ) - ゆゆしきさん» そう言って頂けて、嬉しいです！ありがとうございます！！ (2023年2月22日 15時) (レス) id: 9c318345e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆしき(プロフ) - ついつい時間を忘れ読み入ってしまいました、、とても面白いです、、更新応援しています。 (2023年2月22日 3時) (レス) id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
燈霞(プロフ) - tktkさん» ありがとうございます！ (2023年2月10日 16時) (レス) id: 9c318345e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈霞 | 作成日時：2023年2月7日 5時
