34 ページ36
元王宮、現在ではd!国の拠点として使われている城の上層階にその男の姿があった。
基本的に幹部は中庭や鍛錬などの他は、ほぼ上層階に部屋が存在するため下層階には余り居ることが無い。
そんな城の中腹辺りに暇な人間が、なんとなく集まるような部屋が存在する。
その部屋のソファで行き倒れている男が1人。
装備の補充や点検などに勤しみ飛び回っていた
やっと一息付けたようで、細身の身体を完全にソファに投げ出している。
そこへ、一仕事終えたらしいロボロが通りがかる。
rbr「おぅおぅ、不人気が死んではるわ。」
普段なら「なんやと！！！」と突っかかるシャオロンも、流石にそのような元気は持ち合わせていないらしく突っ伏したままだ。
sho「不人気じゃないですぅ〜…。」
暫くの間を開けた後、絞り出すような声がクッションの間から聞こえてくる。
rbr「仕事は終わったんか？」
多少シャオロンの疲労困憊具合に引きながら
俺は飲み物取りに来ただけやけど、と冷蔵庫を漁りながら問う。
sho「何とか、戦後処理は経済面が大変なんやけど、なんとか工面出来そうやで。」
やっとこさソファから体を起こして机上のお菓子を口に詰める。
sho「これで俺ら経済やられてたら終わり。俺のおかげやもん、俺に感謝してほしいわぁ〜。」
お菓子を口に詰めたまま、ふがふがしながら話し続ける。
rbr「来月辺り、開戦前の特別手当でも出るんやないか？」
前もこの位の時期に出たろ、と言うと途端にシャオロンの目が輝き出す。明らかに機嫌が良くなり、周りに花が飛んでいるのが見える勢いだ。
調子の良い奴…と呆れながらロボロは、追加の任務をこなす為に自室に引きこもるのだった。
･･─･･─･･─･･─･･─･･─･･─･･─･･─･･─･･─･･
ご無沙汰しております。口調と呼び方呼ばれ方を忘れかけてます。
多少異なってもご容赦くださいませ…。
ラッキーアイテム
サッカーウェア
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 449人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
燈霞(プロフ) - 夕凪死苑さん» ありがとうございます！励みになります🙇 (8月24日 19時) (
レス) id: 69b5d9f3f9 (このIDを非表示/違反報告)
夕凪死苑 - すごい…面白いなぁ、展開が気になります！これからも読み続けますので、頑張ってください！ (8月24日 18時) (レス) @page33 id: 2d1a360a6f (このIDを非表示/違反報告)
燈霞(プロフ) - ゆゆしきさん» そう言って頂けて、嬉しいです！ありがとうございます！！ (2023年2月22日 15時) (レス) id: 9c318345e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆしき(プロフ) - ついつい時間を忘れ読み入ってしまいました、、とても面白いです、、更新応援しています。 (2023年2月22日 3時) (レス) id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
燈霞(プロフ) - tktkさん» ありがとうございます！ (2023年2月10日 16時) (レス) id: 9c318345e2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：燈霞 | 作成日時：2023年2月7日 5時
