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________職場が焼け野原になっていた。
無論、何の前触れも無く…なんてことは無く、きちんとした宣戦布告の後である。
だがまさかここまでやるとは誰が予想しただろう。
やっとの思いで確保した
ただ呆然と立ち尽くすることしかできなかった。
意外とある程度平和な生活を謳歌していた俺は、なかなかに(敵国ではあるものの)愛着があったし、世話になった人間もいた。
すぐさま受け入れることは出来ずに、あっけらかんと見ることしか出来ないのである。
『えぇ…。』(困惑)
_____________”2ヶ月前”
「お前は良く働いてくれた。」
そう言って俺の所属する国のお偉いさんが、数ヶ月単位で長期休暇を申し出た。
何を今更、福利厚生を充実させようとしてるんだとイラッとはしたが、断る理由もなく近隣諸国の外交を視察がてら情報のひとつやふたつ抜き取ってやろうと
今や焼け野原になったこの国に潜入を決めたのだ。
『遊牧民族出身のシグマですぅ。』
なんて、媚びた声で張り付けたような嘘をスラスラと慣れたように口にすれば、簡単に軍へと入隊することが出来た。
『(意外とガバガバじゃねーか…。)』
遊牧民と偽ったのは、身体能力の高さを買われて暗．殺部隊へ配属されると踏んだからだ。
暗．殺部隊は他国へと赴く任務が多く、それだけ情報が集まりやすい。
それに手っ取り早く幹部に昇格できる可能性が高い。
幹部になったらそれなりに給料も貰えるし、資料室へのアクセスも簡単じゃないか。
と自分の考えた作戦にニヤニヤを隠しきれない俺がいた。
矢張りと言った所、遊牧民族は身体能力の高さから優先的に所属を選べるようで。
心の中でガッツポーズをして意気揚々と部隊へ飛び込んだのである。
そんな矢先の出来事だった。
「宣戦布告をされた。」
この知らせを聞いたとき、俺は他の国での諜報任務に当たっていた。
まだ軍に入って1ヶ月やそこらだ。
抜き出せた情報も少ない。
俺がまだ平和を謳歌しようと思ったのに、何処の国の奴らだ。
だが、それなりの地位を築いた大国であれば、そこらの国には負けるほど弱くない。
この
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燈霞(プロフ) - 夕凪死苑さん» ありがとうございます！励みになります🙇 (8月24日 19時) (
レス) id: 69b5d9f3f9 (このIDを非表示/違反報告)
夕凪死苑 - すごい…面白いなぁ、展開が気になります！これからも読み続けますので、頑張ってください！ (8月24日 18時) (レス) @page33 id: 2d1a360a6f (このIDを非表示/違反報告)
燈霞(プロフ) - ゆゆしきさん» そう言って頂けて、嬉しいです！ありがとうございます！！ (2023年2月22日 15時) (レス) id: 9c318345e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆしき(プロフ) - ついつい時間を忘れ読み入ってしまいました、、とても面白いです、、更新応援しています。 (2023年2月22日 3時) (レス) id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
燈霞(プロフ) - tktkさん» ありがとうございます！ (2023年2月10日 16時) (レス) id: 9c318345e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈霞 | 作成日時：2023年2月7日 5時
