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em「まぁ、我々の国も…あちらさんの国も国土は小さいですからね。今の段階だと１桁代にまでは絞れますよ。」
これくらい造作もない、という様にあっけらかんとして答える様子にチーノは、さすが歴戦を勝ち抜いた参謀だな…と舌を巻いた。
ht「夜戦をやられたら厄介になるのはここだよね？」
と地図の”ある部分”に指を差す。
________森林
国と国を隔てる国境付近に広がる手付かずの自然。
エーミールもひとらんも共通認識だったようだ。
em「ええ。我々の軍に対して、相手側は人数が少ないとの情報が入っています。それでいて、夜戦となると森林戦を展開してゲリラ戦法を行使されかねません。」
ゲリラ戦法とは正規軍とされる人数の軍に対して、少数の軍隊で奇襲・待ち伏せ・後方支援の破壊を臨機応変に仕掛ける戦法である。圧倒的物量の前に追い詰められた軍隊が形成逆転を狙い仕掛けることもある。
kn「…森ん中やと、
苦虫を噛み潰したような顔で地図上の森林を睨む。
迫撃砲は前線部隊の兵士でも使用可能な火器で、近接支援射撃において定評がある。
しかし、水平な場所に設置しなければならないため凹凸の多い森林では使い物にならないのだ。
kn「いっそのこと、俺らから市街戦仕掛けて首都陥落させられれば楽なんやけどなー。」
ht「民間に被害が出るでしょ。」
なんて言っているがこの男、先の戦争で郡部に存在した軍令部を陥落させるために市街地に砲撃を命じている。
((どの口が言うんや))と心の中でのツッコミが一致したところで、
em 「まー、今までと同じくトップの首取るか、首都・軍令部の陥落かで終戦になると思います。今のとこ最悪の想定はゲリラ戦法として、前線部隊は訓練しましょう。」
kn「じゃあ夜戦に必要な装備は____…ci「俺からシャオロンに言っておきます。」よし頼むわ。」
朝から忙しなく動き回っていたシャオロンは、装備と武器類の管理を書記長と共同で受け持っている。
先の戦争で消耗した武器、装備品のチェックと発注にずっと動いている。必要な武器は取り敢えず彼に言っておけば、揃うのだ。
今も彼はその仕事をこなしているだろう、いつもより格段に多い仕事量に悪態をつきながら。
sha「はｯｯくしょーーーぃ！！！！うぇぇ、風邪でも引いたか？？？」
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サッカーウェア
ラッキーカラー
あずきいろ
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燈霞(プロフ) - 夕凪死苑さん» ありがとうございます！励みになります🙇 (8月24日 19時) (
レス) id: 69b5d9f3f9 (このIDを非表示/違反報告)
夕凪死苑 - すごい…面白いなぁ、展開が気になります！これからも読み続けますので、頑張ってください！ (8月24日 18時) (レス) @page33 id: 2d1a360a6f (このIDを非表示/違反報告)
燈霞(プロフ) - ゆゆしきさん» そう言って頂けて、嬉しいです！ありがとうございます！！ (2023年2月22日 15時) (レス) id: 9c318345e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆしき(プロフ) - ついつい時間を忘れ読み入ってしまいました、、とても面白いです、、更新応援しています。 (2023年2月22日 3時) (レス) id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
燈霞(プロフ) - tktkさん» ありがとうございます！ (2023年2月10日 16時) (レス) id: 9c318345e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈霞 | 作成日時：2023年2月7日 5時
