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夜戦には鍵がある。
その１つが”探照灯”であり、
もう１つは暗視装置と通信技術の向上。
まず絶対に避けなければならないのは、同士討ちである。
視界が暗闇に遮られる中いかに統制を保っていられるか、通信での情報交換と敵味方判別が出来るか否かだ。
暗視装置なんかは大先生がスナイパーライフルにスコープと共に取り付けているらしい。
ht 「探照灯は時と場合によっては、弱点になる。実際に戦いの最中、点けた艦艇が集中砲火喰らって、沈んでる。」
ht「暗闇で砲撃も当たらないから、水雷戦で駆逐艦が有利だったのだろうね。」
と語られる詳細な情報に他のメンバーは目を輝かせ、エーミールは”駆逐艦”というワードにピクリと反応する。
東国の艦艇は素晴らしいものだったと耳にするが、ウチの書記長も目を輝かせていたな…と思い出す。
この2人は駆逐艦と巡洋戦艦で好みを違えていた。
海がないこの国で艦艇の素晴らしさを、ロマンを感じていた彼らは密かに纏めた文章を書き合っていた。
その時にエーミールの書いた軍艦の系譜を読んだ書記長から、「駆逐艦は最高だって書いてよ！！！」とツッコミを受けたのであった。華麗にスルーして自分の好みを書き続けたが。
海が無いのに海の話になってしまっていたな…と思考回路を戻す。
kn 「今回は陸やろ？接近戦を考えにゃならんな。」
そう、海戦と決定的に違うのは、陸続きで人間が生身で移動することだ。
ci「海でも陸でも、灯火管制は必要でしょうね。…狙われたら困るし。」と付け加える。
em 「人間は…光が無ければ、音に敏感になります。隠密行動で声を出さない突撃も求められるでしょう。」
kn 「陣形崩さないようにするやつと、通信・夜間訓練しよか。」
よし、とコネシマが今後の訓練予定の欄をすらすらと埋めていく。そこへ、夜戦は地形の把握も大事だから、とひとらんは周辺国家の地図と地形図を引っ張り出して来る。
ci「え、戦闘が行われる場所って、もう分かるんですか？」
自身のメモ帳を文字で埋めながら、宣戦布告はおろか、まだ先の戦後処理すらまだなのに、と不思議そうに問う。
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航空機及び戦闘機の類、空を飛ぶという技術が発達しなかった世界観です。作者は重巡洋艦が好きです。
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燈霞(プロフ) - 夕凪死苑さん» ありがとうございます！励みになります🙇 (8月24日 19時) (
レス) id: 69b5d9f3f9 (このIDを非表示/違反報告)
夕凪死苑 - すごい…面白いなぁ、展開が気になります！これからも読み続けますので、頑張ってください！ (8月24日 18時) (レス) @page33 id: 2d1a360a6f (このIDを非表示/違反報告)
燈霞(プロフ) - ゆゆしきさん» そう言って頂けて、嬉しいです！ありがとうございます！！ (2023年2月22日 15時) (レス) id: 9c318345e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆしき(プロフ) - ついつい時間を忘れ読み入ってしまいました、、とても面白いです、、更新応援しています。 (2023年2月22日 3時) (レス) id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
燈霞(プロフ) - tktkさん» ありがとうございます！ (2023年2月10日 16時) (レス) id: 9c318345e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈霞 | 作成日時：2023年2月7日 5時
