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syp 「____聞__？、________あ、やっと繋がった。」
多少の通信妨害の影響と見られるノイズ音の後、ショッピの声が耳に届く。
syp「妨害電波めちゃくちゃ飛んでるんすけど、早めに言ったほうがいいと思って。」
ここで言っちゃいますね、と話し出す。
返事で報告が聞こえなくなっても困るので、返事もすること無く皆聞き耳を立てている。
syp 「λが動き出してます。」
一気に部屋の温度が2〜3度下がったようなピリついた雰囲気になる。部屋にいる誰もが、朗らかな朝の顔では無く戦争屋の顔だ。
gr 「それで、」
総統の目から光が消え、楽しそうに口を歪める。
syp 「交戦確実っす。」
俺、二重スパイで情報ゲットしてきました、と事後報告で述べられた事実。
tn 「はぁ〜！？またお前は勝手なことを…！」
撃沈していたトントンも飛び起き、全く聞かされていなかった二重スパイ事後報告に、危険なことをしよって！と奔放な部下に頭を抱える。
syp 「報復戦争と民間には流してるみたいですけど。」
と言った所で、これ以上通信は無理そうなんで、それでは。とトントンの声に動じることなく通信は切られた。
頬杖を突き通信を聞いていた外交官
長い睫毛を伏せて、講義をする教授が如く問う。
os 「敵国なのに、何故報復戦争やと思う？」
kn 「唯の口実やないんか？…元々敵国だってことは、公にもしてへんやろ。民間にはそれっぽい口実で俺らの国攻めたいんとちゃうか？」
外見とは裏腹に頭脳派のコネシマが答える。
彼の言う事も一理あり、新進気鋭の我々の国を一早く潰しておきたいという感情もあるだろう。
gr 「それもあるだろう。が、奴は大国の保持する情報を我々が入手した事に焦りを感じている。」
読んでいた本をぱたり、と閉じ幹部に向けられた目は妖しげに光っている。何人か息を呑む音が聞こえた。
gr 「単なる領土拡張や資源確保の戦争ではない。」
これだけは覚えておけ。と肝心な所を説明せず、先程のピリついた雰囲気は何処へやら。ショートケーキを美味しそうに頬張り始めた総統に幹部一同溜息をつくのだった。
間髪入れずに扉がバンｯｯｯと音を立てて開く
？？「間に合ｯｯ…！！！！」
遅刻魔・大先生の登場である。
ut 「はぇ…？？」
疎な人数と総統の「今日は各自の時間だゾ。」の声に、状況を理解する。「そんなｯ…」と嘆く大先生に
gr「新たな任務だ、民間の情報を誑かして手に入れろ。」
本日2度目の大先生の困惑の声が部屋に木霊した。
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燈霞(プロフ) - 夕凪死苑さん» ありがとうございます！励みになります🙇 (8月24日 19時) (
レス) id: 69b5d9f3f9 (このIDを非表示/違反報告)
夕凪死苑 - すごい…面白いなぁ、展開が気になります！これからも読み続けますので、頑張ってください！ (8月24日 18時) (レス) @page33 id: 2d1a360a6f (このIDを非表示/違反報告)
燈霞(プロフ) - ゆゆしきさん» そう言って頂けて、嬉しいです！ありがとうございます！！ (2023年2月22日 15時) (レス) id: 9c318345e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆしき(プロフ) - ついつい時間を忘れ読み入ってしまいました、、とても面白いです、、更新応援しています。 (2023年2月22日 3時) (レス) id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
燈霞(プロフ) - tktkさん» ありがとうございます！ (2023年2月10日 16時) (レス) id: 9c318345e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈霞 | 作成日時：2023年2月7日 5時
