犬猿の仲【神宮寺寂雷】【飴村乱数】

添い寝(乱数ver) ページ23

乱数side
ん、朝…？？とりあえず何かを抱き締めたくなったから近くにあった何かを抱き寄せる。抱き寄せたそれからはとても安心するいい匂いがする。俺はこの匂いが大好きで。

あ、匂い？と思い抱き寄せたそれに目をやる。


乱｢っ…〜。｣


ああ、そういえば寂雷の家にきてAと寝てたのか…いろいろ記憶が甦る。頭が冴えてきてあることを思い出した。

乱｢(そういえば…こいつ寝る前に俺のこと乱数って呼んだよな…)｣

嬉しかった反面何かあったのかと思った。まぁ今度聞けばいいか。Aを抱き締めながらサイドテーブルにある時計に手を伸ばす。


５時、か。そろそろ寂雷も起きるだろうかと思い少し離れた場所にある寂雷のベッドを見ると寂雷はもういなかった。リビングにいるようだ。


乱｢(くそ早起きかよ、ジジイ…)｣


流石に５時に起こすのは可愛そうなのでAの寝顔を見つめる。普段は少し大人びた顔立ちなのに寝ていると幼く見える。可愛い…なんて思ってしまう俺。こんなに一人の女に固執するなんて思ってもいなかった。ちょっと前までのそこら辺のオネーサン達(女達)とずっと遊んでいた俺には信じられないだろうな。ただの女一人だ。きっとこいつよりいい顔の女は他にもいるだろうしその女と付き合えるスキルを俺は持っている。だけど…こいつは違うんだよな…何か…特別な…


考え込んでいたら少し寝てしまったようだ。時間は７時。欠伸をして気分を切り替える。


乱｢ほらA〜！起きて〜！｣

ねぇ、Aは知らないだろうけど、僕(・)は女の事をオネーサンって呼ぶんだよ。でもAは特別。それだけ僕にとって君が特別ってこと。いつか、気づいてよね？A。


｢添い寝｣乱数編fin

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乱数ver終わりました！どうでしたか？かなり裏乱数が出ていましたね…(笑)次は先生verを書きます！ちゃんと次に続けられるようにします。是非是非楽しんで頂ければ幸いです。もうちょっとお付き合いお願いします…！
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