12.おかしな二人 ページ12
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「付き合ってない…よ。なんでそんな風に思うの…」
弱弱しく答える。
こんな言い方、なんだか墓穴を掘っているみたいだ。
無関係だってハッキリ言わなきゃ。
それが佐久早くんのためなのに…。
「ごめんごめん、変な事言って。話くらいは聞けるから、なんか困ったことあったら言ってね。
せっかく…こんなに綺麗な手なのにね…痛いよね」
そう言って私の手を握った。
洗ってないし、除菌していない手。
古森くんはなんの躊躇いもなく触れた。
いや、それが当たり前か…って当たり前じゃないよ！
なんで私の手を握るの。
なんでそんな優しい事言うの。
なんでそんな、ドキッとするような事………。
「古森。今からバレー部のミーティングやるって」
少し低い声が上から降ってくる。
こんなタイミングで、佐久早くんが古森くんのところへやってきたのだ。
私は慌てて手を離して目をそらした。
「おう、わかった。じゃあ放課後な」
古森くんはなんにもなかったかのように佐久早くんに答えて
佐久早くんも、それだけ言うとうちのクラスを出て行った。
別に何も悪い事なんかしてないのに。
なんでこんなに焦ったりドキドキしなきゃいけないんだろう。
そのあとすぐに佐久早くんから、今日うちに来いって連絡が入っていた。
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茜(プロフ) - フェロカさん» はじめまして、コメントありがとうございます！こちらこそ読んでいただいてありがとうございました。楽しんでもらえたならよかったです。これからも更新頑張ります！ (2020年1月19日 21時) (
レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
フェロカ(プロフ) - 初めまして、佐久早聖臣の小説を作ってくださってありがとうございます。とても最高でした。これからも楽しみにしてます。 (2020年1月18日 23時) (レス) id: e2914cfac7 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 赤兎リエ輔さん» コメントありがとうございます！純粋な感じではないのに素敵と言っていただけて嬉しいです。佐久早くん良いですよね！読んでくれてありがとうございました！ (2020年1月14日 9時) (レス) id: d956429f3f (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - りんねむさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2020年1月14日 9時) (レス) id: d956429f3f (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - ひえ……この決して純愛でも綺麗でもない恋愛の感じ…新鮮で好きですエモいです…。佐久早聖臣の小説少なすぎるので供給ありがたいです〜！とっても面白かったです！素敵な作品ありがとうございました…！ (2020年1月13日 2時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜
| 作成日時：2019年12月16日 22時
