WILD DOCTORＳ 3

結婚準備中　雪花 ページ7

「雪花、招待状まだある？」

「うん、あるよ。
　どなたか出し忘れてたかな？」

「将吉先生帰ってみえたから、渡そうと
思って。
　宛名書いてくれるる？」

あれからもう三年。
篤志さんの

｢病院を軌道にのせるまで。｣

と言う言葉を信じて待ってて良かった。

今はお式の準備で忙しい。
私達がしたらきっと、絵美ちゃんや陽ちゃんもする気がする。
みおちゃんもいつしても変じゃない。
ゆきちゃんだってそうだし…。
ご祝儀ラッシュになるかも！

月ちゃんだって…もう寺辻先生と幸せになってもいいと思う。
だって三年、先生と月ちゃんにも、初めはどうであれ、日々があって、あんなにボロボロの月ちゃんを守ってきたのは寺辻先生だから。

「書けた？」

「うん、でも少しの間乾かさないと。
　最初大変なことになったからね。」

最初、知らずにどんどん重ねてたら、擦れて汚くなって使えなくなったものが十数通…。
慌てた(゜o゜;

「じゃあその間くっつこ？」

最近篤志さんは甘えた月間らしく、くっつきたくて仕方ないみたい。
結局服を二度着る羽目になる。

「少しって言ったのに。」

「仕方ないじゃん。
少しのつもりがってダイエットの言い訳
するだろ？」

なんだか、いつも篤志さんにうまいこと言いくるめられてる気がする。

結局篤志さんはギリギリで部屋を出た。
反省。
妻になったら厳しくしなくちゃ…。

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