WILD DOCTORＳ 3

発案 ページ40

朝、掲示板の前、結構な人。

「おっはよー、ねぇ何？」

みおちゃんを見つけたから声をかけた。

「あ、絵美ちゃんおはよ。
なんかね、発案大会だって。
何か一つ病院のことでアイデア考えて、
立案して、院長や理事会の前でプレゼン
して、通ったら費用は病院持ちで実現し
てくれて、賞金は十万だって！」

「ふーん。アイデアねぇ。
　あればやってみよかな。」
.
.
.
「空飛君、春ちゃんおはよー。」

「「絵美ちゃんおはよー」」

あ、この子達！
病院に併設して児童施設みたいな所があれば？
もっと人数をかけて、ひとりひとり向き合ってあげれたら？
ダメ元で提案してみる価値は無い？
けいたんに相談してみよう。
そしたら月ちゃんにも何か手伝ってもらえないかな。
できる時だけで構わないから。

「今日は二人共お風呂の日だよ。
　春ちゃんは私が洗ってあげるね！
　空飛君は診察もあるからね。
　じゃあ朝ごはんから食べよう。」

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

子供ねぇ、正直もう少し二人でもいいんだよね、私は。
だけど友達に聞くとみんな、仲良しなうちに作らないとできないとか言うし…。
一人は欲しいし。
篤志さんのお母さんの圧が強いし。

「雪花さん、紹介状お願いね。」

「はい、すぐやります。」

寺辻先生なんかあったのかな？
寝てませんな顔してるけど…、月ちゃんの痛みひどかったのかな？
噂をすれば、この患者さん、将吉先生から寺辻先生への依頼だ。
形成はメンタル絡むこと多いよね。
なんか火花バチバチしちゃう？
みおちゃんが作った依頼書だ！
あとで返事届けに行こ♪

「形成行ってきまーす。」

みおちゃん、みおちゃん…

「書類でーす。」

「雪花ちゃん！やっぱりきたwww
　依頼書でしょ？」

「わかる？だって火花かなって。」

「バチバチって？」

「うんうん。」

「将ちゃん先生、月ちゃんに今でも好き
って言ったらしいよ。
愁情報だから間違いないよ。」

「で？で？月ちゃんなんて？」

「そこでケンチ先生来て、連れてかれた
らしい‪(＞_＜)」

「もー、タイミング悪いなぁ。」

「でしょ？」

「じゃあなんで寺辻先生は元気ないの？
　寝てないよ、あれば。」

「月ちゃんに言われたのかな？
　私はやっぱり将ちゃんが好き！
とか？」

「午後から探ってみるか。」

「雪花探偵頼んだわ！」

「らじゃー＜(｀･ω･´)」

悪い男→←恋愛と・・・

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