WILD DOCTORＳ 3

啓司先生のお見立て会 ページ12

「けいたん、お願いね！」

「たくさんモデルさんがいるから、大変そうだなぁ…。」

「月ちゃんはみんなで…？」

「月先生はケンチが選ぶだろ？
　大蔵省に選ぶ権利あり。」

「えー(・へ・)そんなぁ…。」

「絵美、それにお買い物とか無理だろ？
疲れさせちゃ可愛そうだ。
当日出れないとな。
その時は手伝ってあげろよ。」

「わかりたくないけどわかった。」

「ん、偉いっ！」

「絵美はどんながいいかなぁ…。
　アオザイとかも可愛いかもな。」

みおさん、陽ちゃんと三人。
センスのいいけいたんに、見立ててもらうことにした。
ゆきちゃんは岩田先生が買ってくれるらしく、月ちゃんは寺辻先生かぁ…。

けいたんは、ちゃんとまずは友達から。
陽ちゃんにシックでエレガントな漆黒のシルクのワンピ、淡いバーブル系のオーガンジーのストールを選び、クラッチバッグとヒールを合わせた。
アクセサリーはパール。
陽ちゃんの静かな美しさが引き立つ。

次にみおさんには、淡いブルーのレースとサテンのワンピース。
袖はレースになってて、膝下も同じレース、露出しすぎずにちょいセクシーさもプラス。
靴はストラップのあるもので靴とバッグはネイビーを持ってきて差し色にした。


最後に私
どうしても今回アオザイを着せたいらしく、ネイビーの肌触りのいい生地に、きれいな花がデザインされてて、生地を選んで採寸して作ってもらうお店に。
靴やバッグもそれに合わせてエキゾチックなものを。
長めの上着にパンツのベトナムの民族衣装は、正式な場でもOKで。
縦長のラインがスッキリしてて私らしい。

みんなそれぞれ素敵になって、あとは雪花ちゃんのドレスを楽しみに待つのみ！

ゆきちゃんは少しオレンジがかったピンクの可愛い系のワンピーだった。
岩田先生流石です。

月ちゃんは片側だけ少し肩の出濃いグリーンとグレーのオーガンジーを使ったワンピースで、アクセサリーはエメラルド。
くやしいけど寺辻先生許す。

けいたんもだけど、ここの病院の医師は、イケメン揃いだから、ふつーうに並んでてもすごいのに、おしゃれすると圧巻で…。
どこぞの芸能事務所の集まり？
みたいになるのがすごい。

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