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「…二宮さん、それ何やってるんですか？」
和「あ、立花ちゃん。おはよ。」
「おはようございます。…って聞いてます？」
和「あーごめん、聞いてない。何？」
.
「単刀直入に聞きますよ。それ、何やってるんですか。」
和「え、これ？トランプタワー。」
.
「そうですか。なら大丈夫です。すいません、作業中に。」
和「ん。」
「…ってなると思いますか！？何ですかトランプタワーって！仕事中ですよね！？」
和「いやあなたね、何のためにわたしが毎日早く会社来てると思ってんの。」
「仕事のため…じゃないみたいですね。」
和「俺今最高記録に挑戦してんの。ね、これ見て？あとちょっとで五段目まで行くの。」
うわ、すご…
あの短時間でここまで積むって相当器用だ…
じゃなくて！
立花A！二宮和也というサボリ魔に負けるんじゃない！
「最高記録とか言う前にまず仕事して下さい。明日もこれしてたら大野課長に報告しますから。」
和「大野さんは知ってるよ。でもあの人私にベタ惚れだからねー。普通に見逃してますよ？」
「…大野課長…」
それ最早、課長の意味無くなってますよね。
「もういいです。最高記録目指して頑張って下さい。」
こうなったら松本さんに報告するし！
松本さんなら注意してくれるもんね！
和「あ。Aちゃんもこれが完成したら見に来る？」
.
.
「…結構です！」
.
二宮和也。
…やっぱり嫌いだ。
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作者名：汐音 | 作成日時：2015年4月13日 20時
