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先生は ページ4

一時間目から、苦手な体育があって地獄だった。
「何で朝から走らなきゃいけないのよ!」
「まあまあ、雪菜。怒らないの」
真由になだめられたけれど、実際、私は運動がものすごく苦手だ。

これ以上ないくらい走るのは遅い。
バレーで、ボールを打ち返そうとしたら、構えた腕の間をボールがすり抜ける。
バスケをやったら、頭にボールが降ってくる。
こんな運動神経で、どうやって体育を楽しめというのだろう?
「大丈夫だって。私は主要五教科全部だめだし」
「そんなこと言ってー」
真由の優しさが嬉しい。
でも、やっぱり、嫌なものは嫌だ。



「おーい雪菜ー!」
「は、はい!?」
体育が終わって、着替え終わったところに三上先生が登場。
「何そんなビックリしてんだよ、守護霊でもいたのか?」
からかうように、私を見る三上先生。
落ち着け、落ち着くんだ私……。
「後で職員室来てくれ」
何故か口笛を吹きながら、どこかに行ってしまう三上先生。

……って、ええっ!?
待って、何で職員室に呼ばれたの!?
何か悪いことした?いや、してない。むしろ何をしたのかこっちが聞きたい!

「雪菜、何慌ててるの」
廊下であたふたしている私に、真由が声をかけた。
真由の声のおかげで、現実世界に戻ってきた。
「いや、さっき三上先生に、後で職員室に来いって言われて……」
「別に雪菜、何も悪いことしてないじゃん。大丈夫でしょ?」
あ、そっか。
「真由が言うなら大丈夫かな」
笑って言う私に、何それ、と真由も笑って返す。


職員室の前まで来た。
でも、やっぱりなれないなあ、この空気。
意味もなく、廊下をうろうろしていたら、
「何やってるんだ雪菜」
と、学年主任の先生に笑われる。
「いや、さっき三上先生に呼ばれて……」
「ああ、そう言う事?でも普通にはいればよくない?」
だって、緊張するんだもん。
「緊張して、中々呼べなくて……」

自分でも、アホな返事だなとは思ってしまう。
周りが聞いたら、ほとんどの人が目を点にするんじゃないか、なんて、あり得ない想像をしてしまう。

平常心を保て、自分!→←何でもない話



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桜雪☆(プロフ) - ミカン大福さん» コメント今更気づいてごめんなさい!コメントありがとうございます!作者も惚れます(*ノωノ)← (8月1日 19時) (レス) id: 7ff7ae767b (このIDを非表示/違反報告)
ミカン大福(プロフ) - おお、先生性格いい……惚れるわ♪(/ω\*) (6月11日 20時) (レス) id: 5ee3315df5 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪☆(プロフ) - アリサさん» コメントありがとうございます! (4月14日 18時) (レス) id: 7ff7ae767b (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - 先生、かっこいいですね(・∀・) (3月29日 12時) (レス) id: b38895223a (このIDを非表示/違反報告)
桜雪☆(プロフ) - みるくちょこれーと。さん» コメントありがとうございます!恋愛小説を書いたことが無いので文章がおかしな部分があるかと思い、不安でした。そう言っていただけて嬉しいです! (3月22日 16時) (レス) id: 7ff7ae767b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜雪☆ | 作成日時:2018年2月25日 16時

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