16 モテる ページ17
外に出た私たち
｢えっと、ありがとう？｣
｢何のことでィ、酔っちまったから外に出たかったからでさァ｣
なんなのこの子ツンデレ？
｢でも助かった｣
ちょっとは嬉しかった
｢総悟くん、モテるでしょ？｣
｢まぁねィ｣
｢いいねー若いって｣
お酒をちょっと飲んだからか、なんだかちょっとしんみりする
あ、夜だからか
｢Aさんは？｣
｢私の話？？｣
んー話すことなんて何も無いな...
私悲しすぎん？
｢話して楽しいことなんてないよ笑｣
｢そうですかィ｣
ずっと壁に寄りかかって下を見ている総悟くん
お酒を飲んでおる姿を見たから？
それともこのライトのせい？
ふと
かっこいい顔してるなって
｢そんなに見ないでくだせェ｣
気づいたら総悟くんの顔が近くにあった
｢あれ、そんなに見てたっけ｣
｢かなり｣
｢まじか｣
｢みとれてましたかィ？｣
なんて色っぽく聞くもんだからちょっとドキッとしてしまった
10歳のしたの相手に
｢あぁ、かっこいい顔してるなと思ったんだよ｣
でもこんなことへっちゃらで言えちゃうんだから
｢そいつぁあ良かった｣
...
なんか意味の無い会話をして一息着くと
｢じゃ俺先戻ってるんで、Aさんは戻らず着替えて帰ってくだせェ｣
｢わかった、ありがとう総悟くん｣
土方くんの時といい、今といい助けてもらってばかりだなぁ
.
｢おい、ちょっといいか｣
.
なんかデジャブ
.
｢えっと、土方くん？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あおいーん | 作成日時：2018年7月24日 19時
