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私が声を荒げてしまった理由
1つは、祖母と純粋に話したかったから。
お姉ちゃんの件で、祖父母に謝罪しなければならないから。
そして2つ目は……柚子の母親代わりになってくれた優しい祖母に、そんな恐ろしい目で睨み付けるのは耐え難かったから。
「……お祖母ちゃん。もし時間が大丈夫なら…2人で話とか、したいな」
「花梨…」
「お願い…って言える立場じゃないけど、もし良ければ」
「…私は構わないよ。それに…今日は調子が良いからねぇ」
多分だけど…お姉ちゃん関連でここに来たのかな？
傷付いたお姉ちゃんの心を癒す何かを買いに…
「花梨。それなら俺も……」
「瑶太。私はお祖母ちゃんとガールズトークがしたいの！男子禁制で」
「！」
恋人(花嫁)の上目遣いの効果は抜群ね！我ながら何してるんだ本当！
「それに、瑶太も私に付きっ切りで大変だったでしょ？私はもう平気だから…少しは、自分の時間も大事にして欲しいなぁって」
「……花梨がそう言うなら、俺は少し離れた場所でゆっくりさせてもらうよ。本当はお前と2人きりの方が元気が出るのだが」
そういうの本当にいらないし、声に出さなくて良いから！
どこの乙女ゲームの台詞よ！…いや、そもそも相手は人間じゃなくてあやかしだから、口説き文句等々で文化の違いがあるのだろうけど！
……文化と言うか、種族の違い…？どうでも良いか。
そうして私のお祖母ちゃんは隅の席に座る。
一番静かで落ち着ける空間だ。
「……あの、お祖母ちゃん。私ね…」
「ごめんね、花梨」
「え？」
「実を言うと、貴女と狐月瑶太君の会話…聞いちゃったの」
「……あ」
すっごいヤバイ部分聞かせてしまった！
「花梨、大丈夫かい？凄く苦しそうだったものだから…」
「私は良いの。それよりもお姉ちゃんよ」
「…柚子？」
「………お祖母ちゃん」
「？」
「……今まで、本当にごめんなさい」
私は、お祖母ちゃんに深々と謝罪した。
1つ目は…祖父母の愛を跳ね除けた事への謝罪。
祖父母は、私の我儘な部分を注意してくれたのに…私はそれを蔑ろにして、しまいには父と母が2人を怒鳴り…更にどういう訳かお姉ちゃんにまで被害が及んでしまい…
そうして、祖父母はもう随分と前から、我が家の様子を見に来なくなったのだ。
祖母の体調が良くないから、という理由もあるかもしれないけど…一番は、父が頑なに2人を招き入れない様にしているからなのかもしれないわね。
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氷柱(プロフ) - 真理さん» 姉妹の両親に関しては、原作でもスカッとしましたが、あれ以上に色々とやりまくる予定です。もう本当許せませんもん。しかし瑶太に関しては賛否両論覚悟ですが、救済措置を与えようか考えています。まぁこの後ドキツイお仕置きを受けて痛い思いをさせるのは確定ですが。 (12月6日 23時) (
レス) id: 454fdc4e71 (このIDを非表示/違反報告)
真理 - 氷柱さん» スカッととクズ共（両親と瑶太）地獄落ちの末路、期待していますよ（ﾆﾔﾘ） (12月6日 21時) (レス) id: e1f8464f5a (このIDを非表示/違反報告)
氷柱(プロフ) - 真理さん» コメント有難うございます。原作でも、家族の縁を切ったにも関わらず柚子に迫りましたからね…ある意味どんな幽霊や妖怪よりも恐ろしい人間です。 (12月5日 22時) (レス) id: 454fdc4e71 (このIDを非表示/違反報告)
氷柱(プロフ) - シャリファさん» 勿論瑶太は色々とやらかしてますが、更に原作と違って、玲夜の花嫁だと知った上で柚子を害そうとしましたから、それはもう恐ろしいなんてものじゃないですね… (12月5日 22時) (レス) id: 454fdc4e71 (このIDを非表示/違反報告)
真理 - こんな奴らと、早く縁を切ってほしいね。 (12月5日 20時) (レス) id: e1f8464f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷柱 | 作成日時：2023年7月30日 0時
