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｢はぁ〜寒っ――なんで冬でもないのに寒いわけ？｣
独り言をつぶやきながら薄暗く窓から月の光が差し込む廊下を歩いていた
あのあと自室に戻ったはいいもののなぜだか寒くなってきたので少し時間をおいてホッとココアを入れに行った
もうさすがに誰もいないだろうなーと考えながら歩いているとそんな期待とは裏腹に目的の場所へ近づくにつれカシャッ･･･カシャッと音がした
誰か残っているのか？
そんな疑問を抱きながらたどり着いた場所の扉をソローっとあけ音がするであろう方へ視線を向ける
｢･･･あぁなんだアルレルトか ｣
｢ん？あぁAか。どうしたの？こんな時間に｣
｢いやアルレルトこそこんな時間にどうしたの？｣
みるかぎりでは夕食の洗い物をしているみたいだった
食事担当はアルレルト1人じゃないだろうに
｢今のうちに洗っといた方がよく落ちるし明日の朝ごはんを作るとき楽かなと思って。それにこの量に三人はいらないから僕がやっているんだ｣
｢そう。私より女らしいよ｣
｢僕は男だよ。褒めてくれるのは嬉しいけどそう言われるのは少し傷つく。それに私より女らしいぞなんて誇らしげに言っちゃダメだよ｣
｢ん〜そういうもの？ごめんね｣
最初アルレルトを見たときはすぐ開拓地へ行きそうな弱虫だと思っていたけれどそうでもないみたいだ。
そんなことを考えながら皿などをしまっている棚をあけカップをだそうとする
｢Aなにか飲むの？｣
｢少し暖かいものが飲みたくてね。ホットココアを入れようと。アルレルトも飲む？ ｣
｢･･･ちょうどこっちも終ったし、いただこうかな｣
｢わかった｣
カップを二つだし粉を入れポッドのお湯を使って作った
軽くスプーンでかき混ぜ近くの椅子に座っているアルレルトへ差し出す
｢ありがとう｣
｢どうも｣
｢じゃあ戻ろうか｣
アルレルトと私の部屋は近いらしくお互い手には暖かいココアを携えて歩いていった
｢ねぇAそのさアルレルトって呼び方やめてもらってもいいかな。なんか嫌なんだ｣
｢･･･あぁ･･･まぁそういうことならわかった･･･アルミン｣
｢うん ありがとう｣
そんな会話をしているとパタン･････バサバサっという音が聞こえお互い顔を見合わせる
どうやら近くの部屋から聞こえたらしくその部屋の名前を見ると兵士長室と書いてあった
あの談話室は行き来の仕方によってはこの部屋を通るということを忘れていた
お互いそっと扉の付近で耳を澄ませる
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history(プロフ) - 哀@01さん» ありがとうございます そうですね そろそろ徐々に入っていきます (2014年4月26日 19時) (
レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
哀@01 - すごく面白いです！そろそろ恋愛展開に……………！？更新楽しみにしてます☆ (2014年4月26日 8時) (レス) id: 219a7b106b (このIDを非表示/違反報告)
history(プロフ) - 木苺さん» ありがとうございます 頑張って更新していきたいと思います (2014年4月15日 0時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 面白いぜ！更新頑張ってくれだぜ！ (2014年4月13日 1時) (レス) id: 2ca9cc3852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｓ | 作成日時：2014年4月12日 18時
