｡71。 ページ22
｢いでっ！いっった！･････つっー････｣
なんとか地獄の掃除を終えた私は夕食を食べに食堂へ向かっていた。
だが体中が痛すぎてまともに動けず壁にてをつきながら歩いていた
歩く度に痛みがよぎる。
｢あっ･･･うっ〜･･･｣
｢こんなとこで何やってんだお前｣
｢うぉあっっ！｣
急に背後から話しかけられビクッと体が飛び上がる
誰だと思いつつ後ろをむくと
｢･････なんだエレンか驚かさないでよ｣
｢何一つ驚かしてねぇよ。で、Aは何をやってんだよ｣
｢見てわからない？歩いてるんだよ｣
｢まぁどうせまた掃除で兵長にシバかれたんだろ｣
｢うるさいわ。ほっとけ｣
小馬鹿にするような物言いで微笑を浮かべるエレンを一瞥し、前を向いて歩き出す
｢肩貸してやろうか？あぁそれかおんぶでもしてやるぞ？｣
不服をあらわにしエレンの方を向いたが
わりと本気で言っているようで真面目な顔をしていたエレンにバカかコイツはと心の中で罵って前に進む。
｢ただの恥だな。私がはいお願いしますというとでも？｣
｢でも痛てぇんだろ？肩ぐらいなら貸してやるから強がんな｣
そんな事を言いながら後ろから腕を引っ張ってくるエレン
遠慮すると言おうと腕を解こうとしたとき体に痛みが走り体勢を崩す
自然と倒れる体にエレンが倒れないよううでをひっぱってきた
ガツッという音とともに体に床へと打ち付けられた痛みが走り自然と苦い顔になる
うっすらと目を開けるとそこにはなぜか
ドアップにうつるエレンの顔
微妙な暖かさと体へとのしかかる重み
そして何より唇に感じる違和感
『･････っ･････！！！』
それがキスだとわかった瞬間お互いの目が見開き言葉を失う
エレンは勢いよく立ち上がったが私はまだ何がなんだかわからず少し体を起こしたまま視線をそらす
｢････わりぃ 立てるか？｣
｢あ･･･あぁごめん｣
差し出されたエレンの手をおずおずと掴み立ち上がろうとする
そのときなにかに吸い寄せられるように私の進行方向とはちがう横へのびている廊下へ視線がかたむけられる
その時 なぜ私は手を掴んでしまったのだろう
なぜ手をふりはらったのだろう
立ち上がろうとした私の目線の横には
───────リヴァイが立っていた･････
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
history(プロフ) - 哀@01さん» ありがとうございます そうですね そろそろ徐々に入っていきます (2014年4月26日 19時) (
レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
哀@01 - すごく面白いです！そろそろ恋愛展開に……………！？更新楽しみにしてます☆ (2014年4月26日 8時) (レス) id: 219a7b106b (このIDを非表示/違反報告)
history(プロフ) - 木苺さん» ありがとうございます 頑張って更新していきたいと思います (2014年4月15日 0時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 面白いぜ！更新頑張ってくれだぜ！ (2014年4月13日 1時) (レス) id: 2ca9cc3852 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ｓ | 作成日時：2014年4月12日 18時
