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｢はぁ･･････｣
旧本部のテラスにあるベランダのような場所の柵にのぼって一人ため息をつく。
こんな気持ちとは裏腹に夜風が頬を撫でる感触がまた気持ちいい
空を見上げると星がとても綺麗に光っている
｢･････はぁ｣
ため息をつく度、視線が斜め下をうつして力なくぶら下がってる足元が見える。
夜も遅く足元から闇に飲まれそうな感覚に襲われる。
｢それも･････それでいいかな｣
｢なにがだ｣
いっそ飲まれてしまえば楽になるだろう――そう思い、漏れた言葉に声がかかり後ろに気配を感じる。
もはや声だけで誰だかわかった。
｢寝たんじゃなかったの。リヴァイ｣
顔は向けず背中も向けたまま話す
｢コーヒーが飲みたくてな。そんなとこに座ってると落ちるぞ｣
｢そこまでバカでも運動オンチでもない｣
数回交わした言葉も終わり沈黙が流れる。
たまに響くコーヒーをすする音がなぜかもどかしく感じてしまう
｢Aは寝ないのか｣
｢うん。まだここにいるつもり｣
｢そうか｣
｢ねぇリヴァイ･････｣
｢なんだ｣
｢･････なんでもない｣
一瞬開きそうになった口を止め、静かに身体を反転させて床におりる。
側には置いてあった椅子に座り、飲み終わったのか近くの机にカップをおいているリヴァイがいた。
｢なんだ、言え。気になるじゃねぇーか｣
｢･････いや星の綺麗さは乙ることなく輝くものだと思ってね｣
｢嘘をつくな｣
｢嘘じゃないよ｣
そういいながら中へと通じる扉をあけ、最後にふりかえる。
リヴァイもこちらを見ていたのか視線があった。
その様子にフッと軽く笑い
｢本当･････羨ましいよ･････｣
と言葉を続けた。
すると、
｢･････今のお前に羨む権利があるのか？｣
流されると思っていた言葉は意外にも受け止めたリヴァイから返答が返ってきた。
｢どういう意味？｣
｢逃げて自分のせいにして周りが変わって傷つかなきけりゃそれでいいのか｣
｢･････なに、急に｣
突然話し始めたリヴァイの言葉に少し頭に血が上ってくる
｢守れないんなら護れるくらい強くなりゃいいだろ。こんな世界だ。誰だって多少の傷つくとにゃなれてるが失うことにはなれねぇよ｣
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history(プロフ) - 哀@01さん» ありがとうございます そうですね そろそろ徐々に入っていきます (2014年4月26日 19時) (
レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
哀@01 - すごく面白いです！そろそろ恋愛展開に……………！？更新楽しみにしてます☆ (2014年4月26日 8時) (レス) id: 219a7b106b (このIDを非表示/違反報告)
history(プロフ) - 木苺さん» ありがとうございます 頑張って更新していきたいと思います (2014年4月15日 0時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 面白いぜ！更新頑張ってくれだぜ！ (2014年4月13日 1時) (レス) id: 2ca9cc3852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｓ | 作成日時：2014年4月12日 18時
