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｢･･･まっ･･･｣
その淡い光を追うように勢いよくとび起きた
けれど目に映る景色は違和感なくいつも通り眺めていた旧本部にある自室だった。
自分でも驚くぐらい汗をかき呼吸が乱れている
｢な、んで｣
わなわなと震える自分の手を見つめるも、頭の中も混乱し状況が理解できない
｢･･･起きたか｣
｢････っ･･･リ――｣
｢とりあえず落ち着け｣
そう言ってイスに座り水を渡してくるリヴァイ
今は何気ない優しささえも逆に苦しくなってくる
｢エレンは･･････｣
｢下でハンジと話している。Aも落ち着いたら下へこい ｣
｢･･･なんで――｣
突然出てしまった私の言葉に扉を開こうとしたリヴァイの手が止まる
｢･･･なんで怒らないの｣
───違う、リヴァイはそんなこと怒らない
｢リヴァイだって、私が憎いんじゃないの｣
───違う、ただ憎まれたいだけ。その方が自分が楽だから
｢私が、殺したも、同然だって｣
───違う、そう思われて許されないでいたいだけ
｢言っただろう、結果は誰にもわからんと。この事は誰の所為でもない｣
私に体は向けず言葉だけを返してくる
そんな否定せず慰めるわけでもない言葉に何かがはじけた
勢いよく布団をはねのけおぼつく足取りで立ち、ドアの前に立つリヴァイの腕を掴んでベットに投げた。
そして仰向けになったリヴァイの上にのっかり両手で軽く首を掴む
リヴァイは抵抗するでもなく顔色一つ変えずになされるがままだった
｢違う、違う違う違う！あの時独りでも突っ込めたのに、それなのに誰のせいでもない？――笑っちゃうよ。私が殺したんだよ、リヴァイ班を抜けたのだって任務なんて関係ない。全部私のタメ。だから死んでいったリヴァイ班だって絶対憎んでる――」
言葉を言い終わる前に首を軽く締めていた右手を掴まれる
｢言ってることが矛盾しているぞ。違う、殺したと言ってるわりには現状から逃げるため、ただ壊れそうな自分を必死に守りながら助けてくれと言っているようにしか聞こえない｣
リヴァイの口を止めようと手に力を入れるもなぜか震えて動かない
｢･･･だ、くまれなきゃ――｣
手に力が入る代わりにだんだん体が震え瞳から落ちた涙がリヴァイの頬を伝う
それでもなお返答を待つかのように腕を掴んだまま無言のリヴァイ
｢だっ･･･て、憎ま、れなきゃ･･･――許され、たら自分が、壊れそっ･･･――｣
そのまま自分の腕に額をすりつけるようにして涙を流した
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history(プロフ) - 哀@01さん» ありがとうございます そうですね そろそろ徐々に入っていきます (2014年4月26日 19時) (
レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
哀@01 - すごく面白いです！そろそろ恋愛展開に……………！？更新楽しみにしてます☆ (2014年4月26日 8時) (レス) id: 219a7b106b (このIDを非表示/違反報告)
history(プロフ) - 木苺さん» ありがとうございます 頑張って更新していきたいと思います (2014年4月15日 0時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 面白いぜ！更新頑張ってくれだぜ！ (2014年4月13日 1時) (レス) id: 2ca9cc3852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｓ | 作成日時：2014年4月12日 18時
