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｢うっわぁぁぁギャァァ！｣
迂闊だった。
あのリヴァイ相手に近づいてきたからといって何か桃色な展開になどなるはずがなかったのに。
一瞬空いた間で、リヴァイの手によって私の眼鏡がバキバキに壊された。
そして不機嫌なまま帰れとだけ告げるリヴァイ。
軽く溜息を吐いて、大人しく兵士長室から出た。
すると、ナナバが心配そうな表情で私を見つめる。
｢分隊長どうしました？｣
｢いやぁアハハハ！｣
笑いながらバキバキにされた眼鏡を差し出せばナナバまでもが私を見て溜息を吐く。
｢だから危険だと言ったじゃないですか！｣
｢こんな事もあろうかと予備を持ってきた！｣
｢ドヤ顔で言わないでください！｣
｢次は最後の砦、エレンだ！｣
と息をまいてエレンの部屋を訪ねに行った。
きっと部屋にいるであろうことを願って寝室に向かえば予想は当たっていたようでノックから一つ返事で合図があった。
｢やぁエレン！｣
｢ハンジさん！どうしたんですか？｣
｢ねぇエレン、Aとリヴァイ何があったかわかる？｣
｢あっ、あぁ･･････――｣
そのあとエレンから色々と話を聞いた。
自分の話をしたこと、それをリヴァイに聞かれたこと。
そして何故かAとリヴァイが口論になりAが泣いたと。
｢それからアイツのことが心配で部屋に行ったんですけど居なくて｣
｢あぁAならいまは特別作戦班を解任されて本部にいる。もうリヴァイ班とは関係のない普通の班に入っているよ｣
｢なっ･･････なんでですか！アイツは解任されるようなこと何もしてない！｣
｢あぁ･･････言い方が悪かった。Aが解任してくれとエルヴィンに頼んだんだ｣
｢そ･･････んな･･･――｣
｢でも壁外調査はリヴァイ班の近くで行動する方針だ｣
｢分隊長、話すぎじゃありませんか？｣
｢･･････Aに会いたかったら本部へおいで｣
今のエレンにはこの話はきついかもしれない。
でもこのままだとエレンもAも壊れかねない。
いつでも嘘が優しさを招くとは限らない。
時には真実を告げる方が優しさになることもある。
そんな二人の成長を願って静かにエレンの部屋から出て行った。
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history(プロフ) - 哀@01さん» ありがとうございます そうですね そろそろ徐々に入っていきます (2014年4月26日 19時) (
レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
哀@01 - すごく面白いです！そろそろ恋愛展開に……………！？更新楽しみにしてます☆ (2014年4月26日 8時) (レス) id: 219a7b106b (このIDを非表示/違反報告)
history(プロフ) - 木苺さん» ありがとうございます 頑張って更新していきたいと思います (2014年4月15日 0時) (レス) id: 2db8f35077 (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 面白いぜ！更新頑張ってくれだぜ！ (2014年4月13日 1時) (レス) id: 2ca9cc3852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｓ | 作成日時：2014年4月12日 18時
