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ごくん


生唾を飲み込んで息をひそめる


俺たちを見失わないように追いかけてきたストーカーの足音が徐々に近づいてきて通り過ぎた


ここに隠れていることなんて気づきもせずに、そいつは消えた俺たちの影を探していた


俺たちはその場に息を潜めたまま、動くことも出来なくなっていた


それは、俺なんかより

速水先輩はもっとだったんだろう





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和也「速水、先輩……大丈夫、ですか?」



呆然としたまま、その場に膝を抱えて

動かない先輩の肩をポンと叩くと、必要以上に速水先輩の体がビクンと震えた



速水「ぁ……うん、だいじょぶ(笑)ちょっと、びっくりしたけど……。」



速水先輩がびっくりするのも当然だと思えた


当事者じゃない俺だって、驚いてたんだ




和也「どう……します?俺から話しますか?迷惑だって……。」




そう聞くと速水先輩は迷うような顔を見せて

「だいじょぶ。」とだけ答えて笑った




それは、泣きたいのを堪えて、無理やり笑ってるのなんて丸分かりの顔で────





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ストーカーが角を曲がって見えなくなるまで、俺たちはその場にしゃがみ込んでいた


ため息交じりに立ち上がった速水先輩の顔には、明らかに諦めの哀しみ色が浮かんでいた



見間違いなんかじゃない



俺たちの前を通り過ぎていったその男は

確かに、野球部のキャプテン

長瀬先輩だったんだから────





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四葉(プロフ) - 咲さん» 言われるとほんと、ピュワー(笑)初めての恋だからなかなか攻めてはいけないかな……ぐらいで書いてたんですけど(笑)手つなぎ第一歩。次に番外編を書くときはちゅーぐらいさせたいんですけどね( *`艸´) (2015年6月21日 22時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - やっこさん» 初めまして(〃艸〃)ありがとうございます!黒い(`・3・´)さんも書いてるのはとても楽しいんだけどね(笑)今回は黒い部分は封印して、爽やか一直線(ちょいダサ)でいけたらなぁって思ってます( *`艸´)完結する頃に(`・3・´)さんの人格変わってませんように(笑) (2015年6月21日 22時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 奈穂さん» 全巻読んだのか私……よく覚えてないんだけどー|ω・`)全国制覇したのかしらん?押入れにしまっておいた(つもりだった)のに親にいらない本と思われて捨てられちゃったんだけどね(´;ω;`) (2015年6月21日 22時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ピュアピュアで可愛い二宮くんのお話ありがとうございました(*´艸`*)手を繋ぐのに物凄いエネルギーと勇気を使って行動におこす、それも青春の1ページですね(*´艸`*)そんな可愛い想い出私も欲しかったです(笑)番外編も期待してます♪本編の続きも楽しみにしてます♪ (2015年6月21日 7時) (レス) id: edca62902a (このIDを非表示/違反報告)
やっこ(プロフ) - 四葉さんのお話を読ませてもらっているのにコメはきっとはじめまして。黒翔にどっぷりハマって爽やか翔のこのお話にもドキドキして楽しんでいます♪ニノちゃんのその後も読んでみたいです~番外編でも長編でも楽しみにしてます(*^^*) (2015年6月21日 7時) (レス) id: 7f9aa0c8ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:四葉
作成日時:2015年5月20日 18時

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