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95.私たちの恋 ページ3

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1年生の女の子たちと話し終えて、やっぱりご機嫌な雅紀くんが私の元へと戻って来て

昇降口の外から、雅紀くんはまだ中にいる女の子たちに愛想よく手を振っていた





『ヤキモチ、妬かないの?』





いつか、同じような場面でそんな事を言われたことがあった



雅紀くんがヤキモチを妬くように、私も雅紀くんにヤキモチを妬くのが普通なのかな

なんて

まるで他人ごとみたいにそんな事を考えてた





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ヤキモチは苦手



それを表すのはもっと苦手



だけどそれが男の子にとって

可愛い女だって思わせる仕草なら

それを演じることが出来たなら

私たちの恋は、もっと上手く繋げていたかも知れないのにね



例えそれが嘘でも本当でも、見せかけだけだとしても────







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雅紀「じゃ、ね?また明日。」

A「うん、ありがと。送ってくれて。」

雅紀「当然でしょ?これぐらい(笑)」






私が駅に入るまで雅紀くんは私を見送って

自転車にまたがったまま手を振る雅紀くんに向かって、扉越しに私も手を振ってた





こんなささやかな幸せを嬉しいと思ってた



他の誰かから見て幸せなんじゃなく、私自身が幸せな毎日の中にいるってことを実感できてると思ってた



だけど、何かが違うんじゃないかって感じながらも

それに気づかないふりをしようともしてた





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雅紀くんの恋人が私じゃなきゃいけない理由が

今も分からない





例えば急に、雅紀くんから別れを告げられたなら



私は何を思うんだろう────






それさも自分で分からないんだから





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96.sakura→←94.四角に込められた想いに



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四葉(プロフ) - 咲さん» 言われるとほんと、ピュワー(笑)初めての恋だからなかなか攻めてはいけないかな……ぐらいで書いてたんですけど(笑)手つなぎ第一歩。次に番外編を書くときはちゅーぐらいさせたいんですけどね( *`艸´) (2015年6月21日 22時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - やっこさん» 初めまして(〃艸〃)ありがとうございます!黒い(`・3・´)さんも書いてるのはとても楽しいんだけどね(笑)今回は黒い部分は封印して、爽やか一直線(ちょいダサ)でいけたらなぁって思ってます( *`艸´)完結する頃に(`・3・´)さんの人格変わってませんように(笑) (2015年6月21日 22時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 奈穂さん» 全巻読んだのか私……よく覚えてないんだけどー|ω・`)全国制覇したのかしらん?押入れにしまっておいた(つもりだった)のに親にいらない本と思われて捨てられちゃったんだけどね(´;ω;`) (2015年6月21日 22時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ピュアピュアで可愛い二宮くんのお話ありがとうございました(*´艸`*)手を繋ぐのに物凄いエネルギーと勇気を使って行動におこす、それも青春の1ページですね(*´艸`*)そんな可愛い想い出私も欲しかったです(笑)番外編も期待してます♪本編の続きも楽しみにしてます♪ (2015年6月21日 7時) (レス) id: edca62902a (このIDを非表示/違反報告)
やっこ(プロフ) - 四葉さんのお話を読ませてもらっているのにコメはきっとはじめまして。黒翔にどっぷりハマって爽やか翔のこのお話にもドキドキして楽しんでいます♪ニノちゃんのその後も読んでみたいです~番外編でも長編でも楽しみにしてます(*^^*) (2015年6月21日 7時) (レス) id: 7f9aa0c8ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:四葉
作成日時:2015年5月20日 18時

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