アズカバンの囚人 18 ページ40
ドラコ「大丈夫か？断っても良かったんだぞ。」
「…無理だよ、断れないよ」
マルフォイは深くため息をついた。
ドラコ「わかってるのか？魔法大臣や他のそういう連中がたくさん来るんだぞ、マナーだってわかってないだろ…」
「…」
ドラコ「俺のパートナーとして出るんだ、しっかり練習してもらうぞ、マナーは小梅に頼むんだな。」
「え？パートナー？」
ドラコ「あれはそういう意味だ、純血とは言え、グリフィンドールで黒崎家だぞ。
パーティーじゃ注目の的にされる。」
「…」
ドラコ「覚悟しろ」
そこから1週間練習漬けだった。
食事の時もマナーを厳しく小梅に指導された。
そしていよいよ明日は、パーティーだ。
マルフォイは俺が教えたんだ、失敗するわけないと、ドヤ顔で帰って行った。
小梅「マルフォイぼっちゃまは本当にA様がお好きですよね」
「え？」
小梅「あんなに親身にしてくださって、とても優しい顔をされてます。」
「めっちゃ怒られてるよ?私」
小梅「それは、A様が恥をかかないようにでございます。」
「マルフォイが恥かきたくないからでしょー」
そういうと、小梅は私をまっすぐ見つめてきた。
小梅「A様。黒崎家がどういうお立場か、お分かりですか？」
「立場?」
小梅「卑怯なコウモリという童話をA様はご存知ですか？」
「コウモリが都合悪くなると鳥のフリしたり、動物のフリしたりってやつ？」
小梅「はい。」
「それが、何？」
小梅「それが、黒崎家の言われようです。」
「なん…で？」
小梅「癒療は皆に平等だからそう、誤解されるんです。」
「…」
小梅「そんな言われ方をしても、小梅にとっては黒崎家の皆様は、ヒーローだと思っています。
けれど、世間の風当たりはとても厳しいものです。
マルフォイぼっちゃまがついていてくださるとは言え、気を引き締めて、堂々となさってくださいね。」
小梅の言っている意味はパーティーが始まってすぐに身を持って知ることになる。
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sakura(プロフ) - 月希さん» 教えていただきありがとうございます。 (2022年1月13日 0時) (
レス) id: b99e878623 (このIDを非表示/違反報告)
月希(プロフ) - ページ28の最初なんですが、住所のようなものが書いてあるんですけど大丈夫ですか？ (2021年12月18日 0時) (レス) @page28 id: 13af59f951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sakura | 作成日時：2021年11月25日 0時
