アズカバンの囚人 14 ページ36
バックビークの処刑の日が来た。
3人は見に行くと言ったけど、私はやめておいた。
いつものように医務室で過ごしていると、扉が静かに開く音がした。
ふと見るとブロンドの髪が一瞬見えて、扉が急いでしまった。
私は急いで扉を開けた。
「マルフォイでしょ？」
後ろを向いて立ち止まるマルフォイ。
ドラコ「なんで、お前が。」
「なんでって。どうしたの？」
ドラコ「なんでもない。」
「なんでもなかったら来ないでしょ？」
顔を覗き込もうとすると、避けるマルフォイ
ドラコ「なんでもない、大丈夫だから。」
無理矢理覗き込むと、鼻が少し腫れて血が出ていた。
ドラコは下を向いている。
「もう…今誰も居ないから、ほら。」
私はマルフォイの腕を掴んで医務室に入れた。
向かい側に座り、マルフォイの顔の消毒をする。
「女の子にやられたでしょ？」
ドラコ「…」
「マルフォイモテるからな〜」
ドラコ「違う、これは…」
「いいよ、言わなくて。」
ドラコ「違うんだ！！」
あまりに大声を出すから驚いた。
ドラコ「これは、、グレンジャーに」
「え？ハーマイオニー？」
下を向いて頷くマルフォイ。
「また怒らせたの！？」
さらに下を向くマルフォイを見て、思わず笑ってしまった。
「余計なこと言ったんでしょ。」
ドラコ「俺は、別に。」
「下向いてたら、手当てできない。こっち向いて。」
マルフォイが真っ直ぐ私を見た。
あまりに綺麗な瞳で思わず目を逸らした。
ドラコ「黒崎は、ホグズミードにいけないのか？」
「行けないし、行かないかな。あんま興味ない。」
ドラコ「何してるんだ？」
「昼寝したり、ここにいたり、ふらふらしたり？」
ドラコ「そうか。」
「ホグズミード楽しい？」
ドラコ「そうでもないな。もう行かなくても良いかもしれない。」
雪だらけのマルフォイの姿を思い出して笑ってしまった。
ドラコ「なんで笑ってるんだ。」
「別に。」
ドラコ「なんだよ。」
それからしばらく話をして、マルフォイは医務室を出て行った。
私もマダムポンフリーが戻ってきたので、寮に帰ろうとした時だった。
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sakura(プロフ) - 月希さん» 教えていただきありがとうございます。 (2022年1月13日 0時) (
レス) id: b99e878623 (このIDを非表示/違反報告)
月希(プロフ) - ページ28の最初なんですが、住所のようなものが書いてあるんですけど大丈夫ですか？ (2021年12月18日 0時) (レス) @page28 id: 13af59f951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sakura | 作成日時：2021年11月25日 0時
