アズカバンの囚人 10 ページ32
週末がやってきた。
ハリーに連れられて、マクゴナガル先生のもとへ向かう。
ハリー「先生、僕たち許可証がなくて。」
マクゴナガル「ええ、そうね、2人は行くことはできません。」
「ほら、だから言ったじゃん、無理だって。」
ハリー「でも僕らには許可してくれる親がいません。」
マクゴナガル「残念ですが、これは最終決定です。」
しょぼくれた顔のハリーと私を中庭に残し、みんなは行ってしまった。
ハリー「Aももうちょっと粘ってくれないと…」
「え、ごめん。」
ハリー「Aは行きたくないの？ホグズミード。」
「うーん、別に？」
ハリー「Aは何も欲しがらないよね。いつも平気な顔してる。」
ハリーはそう言い捨てるとどこかに行ってしまった。
フレッド「八つ当たりだな。」
ジョージ「気にすんなよ？」
「2人はホグズミード行かないの？」
フレッド「俺たちは」
ジョージ「いつでも行けますから。」
「…そう。」
私はその場を去ろうとした。
ジョージ「ちょいちょい！突っ込んでよ。」
フレッド「気になるでしょ？」
「抜け道とかあるんでしょ？」
ジョージ「ご名答！！」
フレッド「まさかもう知ってるとは！だから行きたがらなかったんだね。」
「いや、知らないけど…」
ジョージ「俺たちにかまかけた？」
「そういうつもりじゃないけど…」
フレッド「まぁ、いいだろう！Aにこれをあげようと思ってね！」
差し出されたのは古い羊皮紙のように見える、どこに誰がいるかわかる忍びの地図というものだった。
抜け道や、先生たちの部屋なんかも載っている。
ジョージ「ありがたく、受け取りたまえ！」
「これ、ハリーにあげたら？」
フレッド「え？欲しくないの？」
「どこに誰がいるかとかあんまり興味ないかな。
ごめんね、せっかくくれるって言ったのに。」
ジョージ「Aはさ、欲しいものとかないの？」
「うーん。」
フレッド「断られるは想定外だよな。」
ジョージ「でもAらしいっちゃAらしいよ笑」
「抜け道の場所わかったし、それは嬉しい。ありがとう。」
フレッド「え？もう覚えたの？」
ジョージ「さすが！サボり姫が学年3位にいるわけだ。」
2人は笑いながら居なくなった。
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sakura(プロフ) - 月希さん» 教えていただきありがとうございます。 (2022年1月13日 0時) (
レス) id: b99e878623 (このIDを非表示/違反報告)
月希(プロフ) - ページ28の最初なんですが、住所のようなものが書いてあるんですけど大丈夫ですか？ (2021年12月18日 0時) (レス) @page28 id: 13af59f951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sakura | 作成日時：2021年11月25日 0時
