アズカバンの囚人 4 ページ26
授業でみんなに合流すると、ロンたちがすごくマルフォイに怒っていた。
ロン「アイツ！本当にむかつく！ハグリッドの言うことを聞かなかったのはマルフォイなのに！」
シェーマス「大体アイツはすぐ父親に言って！」
マルフォイ悪口大会だ。
人の悪口は好きじゃない。
私は少し離れてネビルの横に座った。
ネビル「A、どうしたの？」
「ううん、ネビル制服ボロボロだね。」
ネビル「さっき教科書にやられちゃって」
「直してあげる。」
私はネビルの服に魔法をかけて元通りにした。
ネビル「Aは魔法本当に得意だよね、ありがとう！」
私はネビルに微笑むと、机に突っ伏した。
フワッとコロンの香りがした。
ネビルの座っていない通路側を見ると、マルフォイだった。
右手に怪我をしているからか、動きが鈍そう。
薄目を開けて覗いていたら、マルフォイもこちらを見ているようだった。
私は思わず目を閉じた。
翌日の夕方
奥のテーブルから少し大きめな声が聞こえてきた。
パンジー「ドラコ、大丈夫なの？まだ痛む?」
ドラコ「あぁ、最悪だったら腕が飛んでたかもってマダムポンフリーが言ってたよ」
言ってはいたけど、解釈の仕方でいくらでも言えるんだなと、呆れを通り越してもはや感心するレベルだ。
それが聞こえているこちらのグリフィンドールテーブルでは、もちろんマルフォイの悪口で盛り上がっている。
パンジー「マダムポンフリーの薬も効いてないんじゃないの?」
ドラコ「そうかもしれないな。」
イラッとした。
私は立ち上がった。
ハリー「A？」
マルフォイの元に向かった。
ドラコ「な、なんだよ。」
「薬、いつ飲んだ？」
パンジー「なによ！黒崎！」
私はパンジーを睨みつけて黙らせた。
「答えて、マルフォイ」
ドラコ「朝ごはんの後だけど。」
「私昨日なんて言った？」
ドラコ「え？」
「1日3回食後に飲んでって言ったよね？
痛み止めも5,6時間空けたら飲んで良いって言ったよね？
朝から飲んでない？そりゃ痛いに決まってるでしょ？
マダムポンフリーのせいにしないで」
私は早口で言い放ってから席に戻った。
ロン「A…？」
「何？」
ハーマイオニー「Aって怒らせたら…すごく怖いのね。」
「別に怒ってない、注意しただけ。」
フレッド&ジョージ「「いや、完全にキレてたな。」」
「別にキレてないし」
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sakura(プロフ) - 月希さん» 教えていただきありがとうございます。 (2022年1月13日 0時) (
レス) id: b99e878623 (このIDを非表示/違反報告)
月希(プロフ) - ページ28の最初なんですが、住所のようなものが書いてあるんですけど大丈夫ですか？ (2021年12月18日 0時) (レス) @page28 id: 13af59f951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sakura | 作成日時：2021年11月25日 0時
