賢者の石 3 ページ3
「私はおばあちゃんに育てられたの。」
ハーマイオニー「でもあなたのおばあさまはもう亡くなっているはずよ。」
「でも10歳まで私を育ててくれたし、それにほら、この手紙」
ハーマイオニー「どうしたの？」
手紙の裏面に文字が見えた。
『魔法を使えるようになったら、開きなさい』
「ハーマイオニー、開く魔法教えて」
開くと映像が現れた。
血だらけの、女性
『あなたがこれを見ているということは生き残ったのね。
そしてホグワーツに入学したのね、おめでとう。
私たちはいつでも近くに居るわ。
あなたのことを、私の親友に託します。
もう、限界みたい…
A、誰も恨んではダメよ…
あなたの生きる世界が平和で
あなたが幸せであることを、祈ってるわ
愛してる』
この人が、私のおばあちゃん…
ハーマイオニー「A？」
「…」
こんなことがあったなんて。
受け入れられない。
こんなこと、知りたくなかった。
ハーマイオニー「大丈夫？」
私は頷いてベッドに潜り込んだ。
まだ辺りが薄暗いけど、目が覚めた。
ハーマイオニーを起こさないようにそっと、寮を出る。
中庭に差し掛かった時、名前を呼ばれた。
振り向くと、ダンブルドア先生がいた。
「ダンブルドア先生…」
ダンブルドア「おはよう、A」
「先生も…ご存知だったんですか？」
ダンブルドア「もちろん知っておった。Aがホグワーツに入学するのを、楽しみに待っておった。」
「…そうなんですか？」
ダンブルドア「これを渡したくての。」
そういうとダンブルドア先生は少し長いペンダントを差し出した。
ダンブルドア「これはの、黒崎家に伝わる紋章じゃ。日本のなんと言ったかのぉ、春に咲く花だそうじゃよ。」
「桜…ですね。先生、病院で働いていたのは父方の家族のようなんですが、母方の家族はまだどこかにいたりしないんでしょうか？」
ダンブルドア「Aの母はとても病弱な家系じゃった。」
「じゃあ…私も？」
ダンブルドア「それはわからぬ。」
死刑宣告をされた気分だった。
ダンブルドア「A、今を生きるのじゃ。すみれ、いや、Aのおばあさんは誰も恨むなと言っていたのではないかの？」
「どうしてそれを。」
ダンブルドア「すみれはわしの古くからの友人での、本当に素敵な人じゃった。
皆に平等で、皆に優しい。そんな彼女のことをみんな大好きじゃった。」
自分の家族のことを初めて聞いた。
「A！！」
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sakura(プロフ) - 月希さん» 教えていただきありがとうございます。 (2022年1月13日 0時) (
レス) id: b99e878623 (このIDを非表示/違反報告)
月希(プロフ) - ページ28の最初なんですが、住所のようなものが書いてあるんですけど大丈夫ですか？ (2021年12月18日 0時) (レス) @page28 id: 13af59f951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sakura | 作成日時：2021年11月25日 0時
