不器用な優しさ 弐【高杉晋助】

３４危機 ページ10

【新八said】



どうしよう……




定治が咥えていた地図を頼りにここまで来たわけなのだが








人が多すぎる





これじゃあ船に入るどころか近づくことも…








「え？」







集まっている人の中に明らかに普通じゃない人…人？






『早く行け』





口からロケットランチャーをぶっ放したエリザベス






「エリザベス先輩ぃぃぃいい！！」






エリザベスの協力でなんとか神楽ちゃんがいると思われる船に


侵入することができた




既に上空から攻撃を受けていて


いつ当たるか分からない





「神楽ちゃん！」




甲板を覗くと人が集まっているのが分かる



その視線の先には縛られた神楽ちゃんの姿




身動きがとれないと流石の神楽ちゃんも…



そう思った矢先、一発の弾丸が落ちてきた



幹部らしい金髪の女性もそれに気付き神楽ちゃんから


距離をとった





「ちょ、お前ら無責任なーー！！」









「神楽ちゃん無事でよかった」









間一髪で弾を避けることに成功した


それでもこの危機的状況から抜け出すことは難しそうだ





銀さん

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