不器用な優しさ【高杉晋助】

坂田銀時生誕祭２ ページ30

「戻りました

銀さん、届け物って何だったですか？」



「あぁ、Aと高杉からケーキ」




「完全にカブったアルな」



「まぁいいじゃない

甘い物ならいくらでも食べられるでしょ？」



「お妙も一緒か」



「えぇ、これ持ってきたんです」



と、またまたショートケーキが
顔を出した




「俺...医者から糖分控えるように言われてんだけどな」



「いや今更ですか



あー、あとこれ桂さんから預かりましたよ」



とコンビニの袋からいちご牛乳を取り出す



「あ？ズラ？なんだよどいつもこいつも顔ださねぇでよぉ」




頬杖をついて、不満そうに二つのケーキを口に放り込んでいく



すると、ガラガラと音を立てて締め切っていた扉が開いた



「あ、旦那おはようございやす」



「総一郎くん、何？またサボり？」



「旦那、総悟でさァ」


「今日は俺もいる」



沖田に続き扉をくぐったのは土方



「桂を追ってたんですがねィ」



「昨晩は高杉の目撃情報もあった」



顔を出さなかった奴らの事情を察した...。




「あ、旦那これ誕生日プレゼントでさァ」



これは.....




二度あることは三度ある。


Aや新八たちのような
ホールケーキではなかったが


お馴染みのショートケーキ


そしてパフェ




...パフェ？どうやって運んできたんだなんて疑問も浮かぶが


それよりもこいつらわざわざ届けに来たってことか？



明日は雪かな




「お前今失礼なこと考えただろ」




「そんなことねぇって


それより大串くんもサボり？」




「仕事の合間を縫ってわざわざきてやったんだ


少しは感謝しやがれ」




言われたくたって感謝してるよ


ここまでされるなんて思ってない

どころか自分で忘れていた程だ





────ありがとう









「...何これ、なんの嫌がらせ...？」


「あ？俺特製マヨケーキだ。

上手いだろ」





「そんなモン食えんのは土方さんぐれーでさァ


旦那、こっちのほうが美味いですよ」




「おう.....なんか変なもん入ってねぇだろうな」




「至って普通のいちごパフェですぜ




タバスコくらいしか入ってやせん」





やっぱり感謝なんてできるか！！









✼••┈┈┈┈••以下作者より••┈┈┈┈••✼


晋助のBirthdayストーリーで学びましたので、
短くしました！



普段はPCでの作業を一時的にスマホでやっています！

コメ返はPCに戻ってからとしますので返信遅れます。

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