きっかけ ページ14
※少し痛々しい表現があるので、苦手な方はご遠慮ください。
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Aと杏寿郎はいつもの様に任務に向かっている途中、鴉の声が響く。
「北北西ニ大量ノ鬼ガ出現!タダチニムカエ!」
「む!大量の鬼だと!?」
「それが本当ならまずいね、急ごうか!」
二人は踵を返し、鴉の言う北北西へ一気に駆ける。
鴉の言う北北西には小さな集落があり、入り口には数名の傷を負った剣士がいた。
「君!状況は!!」
杏寿郎は傷を負い、座り込んでいる隊士に事情を聞く。
Aはその間反転術式で隊士達の傷を癒す。
「炎柱様!来てくださったんですね!
鬼なんですが、斬っても斬っても無限に湧いて来ます!
それに毒を使う様です!」
「無限に湧くのと毒か!それは厄介だな!」
隊士は完全に傷が癒えた為、立ち上がり集落の奥へ杏寿郎達を案内する。
「あそこです」
隊士が示した場所では、数名の隊士達が村人達を守りながら、鬼を相手に戦っていたが、先程の隊士が言うように、頸を斬ってもすぐに新しい鬼が湧いて来て、キリがない状況であった。
「ふむ。A、このままでは隊士達が危ない。
俺は助けに行くが、Aはその眼で鬼の正体を掴んでくれないか」
「りょーかい!杏寿郎も気を付けてね」
「うむ!」
Aは目隠しを下ろし、六眼で鬼を視る。
杏寿郎は前線で戦っている隊士達の元へ駆け付けると、鬼を一掃する。
が、やはりすぐに鬼が湧いて来て、一向に数が減らない。
隊士達は村人達を守りながら戦っているのと、減らない鬼に体力を消耗させられ、一人また一人と戦線離脱をして行く。
「いつからあの状況?」
Aは隊士に尋ねると、隊士は、一刻程です、と答える。
「あの鬼達、同じ物で出来てるね。恐らく本体が別にいる」
Aはそう言うと、術式を発動させ空へ飛ぶ。
(…鬼の数が多すぎて、本体が紛れて探れない。確かにこれは厄介だな)
Aは上空から下を見下ろし、顎に手を当て考える。
(茈で一掃して残った鬼を倒すのが一番てっとり早いけど、そんなことしたら被害の方が大きいな。
何か良い方法は…)
Aは上空から、ふとした物に気付き、下へ降りる。
「君!!」
「あ、え、俺ですか?」
「うん!君にお願いしたいことがあるんだけど…」
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さくら(プロフ) - 煉獄さん推しさん» 煉獄さん推しさん、リクエストありがとうございます!野薔薇が出てくるのはもう少し先なので、出てきたら書きたいと思います!その前にもしかしたら本編でも少しそういう話を作るかもしれません!のでもう少々お待ちください^ ^ (2021年12月9日 6時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
煉獄さん推し - すみません!追加で野薔薇ちゃんもその服探しに参加して欲しいです! (2021年12月8日 7時) (レス) id: 8d57d47a4b (このIDを非表示/違反報告)
煉獄さん推し - 煉獄さんと夢主ちゃんが渋谷、原宿に行って煉獄さんの現代服を買うって話書いて欲しいです! (2021年12月8日 7時) (レス) id: 8d57d47a4b (このIDを非表示/違反報告)
煉獄さん推し - 難しいお題だったのに描いてくださりありがとうございます!壊相と血塗みたいな血気術を使う鬼でしたね!今回の短編も大変満足しました! (2021年12月8日 7時) (レス) id: 8d57d47a4b (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 煉獄さん推しさん» 煉獄さん推しさん、リクエストありがとうございます!もう少し進んだら次編の短編集で書いてみますね!いつもありがとうございます! (2021年12月8日 0時) (レス) id: fc46cae9f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2021年11月16日 20時