51 無限列車 ページ1
箱から出て来たのは小さい子供の女の子。
どうしてこんな箱の中に、と考えている間に、子供の身体はみるみる大きくなっていく。
まさか、この子が鬼！？
Aはぎょっとして、持っていた刀に手を掛ける。
が、鬼と思われた少女は目の前の少年を見つけるや否や、少年の身体を揺さぶり起こそうとする。
Aは困惑しながら、その少女の動向を見ていると、急に少年の身体が炎に包まれる。
「なっ！？」
Aは驚きのあまり声を上げてしまったが、炎に包まれている少年の身体は一向に燃える気配がない。
すると、炎に包まれた少年の目が大きく開き、手で首を押さえながら、その場に立ち上がる。
「あああああ！！！」
叫び声をあげた後、その場で肩で息をする少年を見て、Aは思わず声を掛ける。
「…君は鬼殺隊士？」
不意に声を掛けられ驚いたのか、凄い勢いでこちらを見る少年。
「貴女は…？
一体これは…？」
「私は如月A。
そこの女の子と私達以外は皆眠ってる。
君は？」
「あ、はい！俺は竈門炭治郎です！
あ！禰󠄀豆子、大丈夫か！？
眠ってるって、まさか煉獄さんも…？」
竈門と名乗った少年は、禰󠄀豆子と呼んだ少女と、煉獄を見る。
「残念ながら煉獄も。
そして恐らく、これは鬼の仕業だろうね」
炭治郎は、鬼の仕業、と言われ気付いたのか、自身の鼻を押さえながら、本当だ、と頷く。
「如月さんは、煉獄さんとお知り合いなんですか？」
「まぁ、少し」
そう言うAの匂いがどこか切なそうに変わったのを炭治郎は気付いていた。
「それより竈門、その縄は？」
縄、と言われ、炭治郎は自分の手を見ると、焼き切れた縄が結ばれていた。
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さくら(プロフ) - カケオレさん» カケオレさん、コメントありがとうございます！少し忙しくなってしまい、土日しか更新が出来ないんですが、気長にお待ちいただけると嬉しいです！ (2022年3月31日 23時) (
レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - 更新待ってます！頑張ってください！ (2022年3月31日 14時) (レス) @page20 id: 661d0ebc5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2022年3月6日 1時
