呪術は時空を越える【呪術廻戦】【鬼滅の刃】

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Aの呪言は、二人の動きをピタッと止めた。


「む！！A！！起きたのか！！」


「ゴホッゴホッ、ふたりとも、なに、してんの」


呪言の反動でAの喉が潰れ、咳込むAを心配して杏寿郎と悟が駆け寄る。


「Aーー！！」


「…悟！」


悟は久しぶりの再会に、腕を開きながらAに駆け寄って行く。








「…って痛い！！」


Aは、駆け寄って来た悟の頬に一撃を入れる。


「悟、一体何してくれてんの？」


反転術式で既に喉は癒したが、ドスの効いた声で悟に向けて言い放つ。


「A、久しぶりに会った兄に対してそれなの！？

僕、泣いちゃうよ？」


「じゃあ一つ聞くけど、こんなところで何してたの？」


悟は、げっ、と言いながら、杏寿郎の方を見て目配せをする。


杏寿郎は、ニコッと笑いながら頷き答える。


「目を覚ましたら悟殿とばったり会ってな！

少し手合わせをしてもらっていた！

楽しませてもらったぞ！」


いつの間にかこちらに来ていた四人とパンダと悟は、杏寿郎の言葉に目を見開き驚いていた。


「悟とやりあって楽しいって普通じゃねぇな」


「しゃけしゃけ！」


真希と棘は顔を見合わせながら頷き合う。

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