44 ページ45
(こっちはこれでよし、杏寿郎の方は…)
とその時、上から何かがAに向かって降りてくる。
(…もう一匹!!)
Aはもう一匹の鬼の攻撃を腕で受け、そのまま蹴りを入れるが鬼に躱される。
「いい匂いがしたから来てみたが、お前鬼狩りかぁー?刀がないから違うなぁぁ。じゃ食べてやろうかぁ」
言い終わるか否かで、Aは鬼に向かい、素手で呪力を込め一撃を入れる。
一撃をくらった鬼の身体は大きく浮き上がり飛ばされる。
Aは飛ばされた鬼の方へ間髪入れずに走り数回追撃をする。
鬼は身体中に穴が出来、瀕死の状態となっていた。
Aはその状態の鬼を極めて冷静に観察していた。
(なるほど。呪力は効くんだね。だけど傷は回復してきている。すさまじい回復力だなぁ。)
Aは、鬼の傷が回復するまで待っていた。
「お、おまえ!な、何者だ!でもおまえの攻撃は効かないぞぉぉ!さっき殺さなかったことを後悔しろぉぉ」
『来い』
空間から日輪刀を取り出す。
『再構築』
(ナナミンさんきゅ!)
強制的に作り出した鬼の弱点に対し、日輪刀で斬撃を繰り出し、鬼の肢体を斬る。
動けなくなった鬼に対し
(シン・陰流 抜刀!)
鬼は消滅した。
(やっぱり十劃呪法と相性がいい!)
「さすがだな!A!!」
「杏寿郎!見られちゃってたのー!言ってよー!」
「うむ!駒が厄介だったが、それ程強い鬼ではなかったのでな!しかしもう一匹いたとは!気付かないとは不甲斐ない!」
「色々試せたし、ちょうど良かったよー!」
(…初めて対峙した鬼に対し、試しながら対処するとは…、呪霊とやらも鬼と似たような物なのか?)
「とりあえず、女性を送り届けようか!」
「うむ!そうだな!!ちなみに女性はどこに?」
こっちだよー!と案内され向かった先に見慣れない物に覆われた女性を見た。
「A…、これは?」
「帳だよ。」
「とばり…?」
「そう、ちょっと違うけど結界…みたいなものかな?人間とか呪霊とか、呪力がこもってる物に作用するんだけど、鬼が元は人間だったって聞いたからさ、効くかなーって思ったらちゃんと効いてた!」
イェーイ!とサムズアップする。
(…もう色々すごすぎて、逆に呆れてしまうな)
杏寿郎が、女性を横抱きにしようとしたが、そんな破廉恥な!と言ってAが女性を奪った。
杏寿郎が女性に触れるのが嫌だったとは口が裂けても言えないAだった。
432人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくら(プロフ) - 廣岡唯さん» 廣岡唯さん、ありがとうございます!良かったら続きも読んでいただけるとありがたいです😊 (2022年11月11日 19時) (レス) id: fc46cae9f1 (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯 - 面白い煉獄杏寿郎さ❤️ん (2022年11月11日 12時) (レス) @page41 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いちごマカロンさん» いちごマカロンさん、いつもありがとうございます!ニヤニヤしていただいて笑 中々更新出来ずすみません!もう一つの方完結させたら引き続き更新する予定ですので、よろしくお願いします! (2022年4月7日 11時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
いちごマカロン - 七話で煉獄さんが夢主に服がばってされてニヤニヤが止まらん (2022年4月5日 18時) (レス) @page8 id: d434798822 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - わたあめさん» わたあめさん、コメントありがとうございます!とても嬉しいです!これからもよろしくお願いします^ ^ (2021年8月29日 8時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さくら | 作成日時:2021年8月24日 15時