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杏寿郎は槇寿郎の言う通り、Aに鬼について教え込んでいた。
初めのうちは鬼についてほとんと知らないAに、座学で教え込むことの方が多かった。
Aは退屈なのか、居眠りをしてしまうことも多く、杏寿郎に頬を引っ張られながら半ば強制的に教え込まれていた。
大体鬼の知識を得た頃には、今度は基礎体力の確認。
Aは呪術師としては最高位の特級呪術師に位置しており、体力には自信を持っていたが、杏寿郎との走り込みで、あと100周！と100周走り込んだ後に言われた時には杏寿郎の後ろから術式反転 赫をぶち込もうかと思った。
やっと一日が終わり、夕食を食べた後に、素振り1000回！と言われた時には、虚式 茈が半分発動していたとかいなかったとか。
「槇寿郎、杏寿郎！！晩酌しよ！！！飲みたい気分！！」
つーかーれーたー！と駄々を捏ねるA。
「そうだな、少しくらい飲むか、杏寿郎も付き合え」
「は、はい！」
「あ、あの槇寿郎の部屋の奥にあった約束の日本酒ね！」
(…覚えていたのか！)
槇寿郎は、ぶつくさ言いながら、日本酒を取りに行く。
「杏寿郎、よかったね、槇寿郎と飲めて」
「…あぁ、そうだな。今まででは考えられなかった、Aに感謝だ」
「違うよ、きっかけは私だったかもしれないけど、杏寿郎が今まで頑張ってきたこと、槇寿郎もずっとわかってたんだよ」
「…っ」
「ほらほら、泣かないの！これからだよ！煉獄家はこれから楽しい思い出いっぱい作ってくんだよ！」
「…泣いてない！だがそうなるといいな」
持ってきたぞー！と槇寿郎が戻ってくると
「あ！おつまみ！ちょっと私千寿郎とおつまみ作ってくるから、先やってて！」
クイっと日本酒を飲むジェスチャーをし、Aは台所へ駆けていく。
「お、おい、A！！」
「なんだあいつ？自分で飲みたいって言ってたくせに」
仕方ない先やってるか、の槇寿郎に対し、はい！おつぎします！との嬉しそうな声。
(親子水入らずってね)
「千寿郎ー！なんかつまめる物あるかなー？？」
「あ、Aさん！でしたら、茄子の田楽とさつまいもの煮付とかはどうでしょう！ちょうど材料もあります！」
「お、いいね！手伝うから一緒に作ろ！」
「は、はい！是非お願いします！」
「んー！かわいっ！」
と頭をぎゅーっとすると千寿郎は顔を真っ赤にしていた。
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さくら(プロフ) - 廣岡唯さん» 廣岡唯さん、ありがとうございます！良かったら続きも読んでいただけるとありがたいです😊 (2022年11月11日 19時) (
レス) id: fc46cae9f1 (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯 - 面白い煉獄杏寿郎さ❤️ん (2022年11月11日 12時) (レス) @page41 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いちごマカロンさん» いちごマカロンさん、いつもありがとうございます！ニヤニヤしていただいて笑 中々更新出来ずすみません！もう一つの方完結させたら引き続き更新する予定ですので、よろしくお願いします！ (2022年4月7日 11時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
いちごマカロン - 七話で煉獄さんが夢主に服がばってされてニヤニヤが止まらん (2022年4月5日 18時) (レス) @page8 id: d434798822 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - わたあめさん» わたあめさん、コメントありがとうございます！とても嬉しいです！これからもよろしくお願いします^ ^ (2021年8月29日 8時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2021年8月24日 15時
