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貴方目線
またまた次の日
ガラガラと開くドア
三｢ちっす〜｣
『もうノックしないのは気にしないことにするねノックしない三橋くんどうも()』
三｢悪かったって次から気をつけるからよぉ...お！包帯大分外れたんだな！｣
ベッドに寝っ転がる私をじろじろと見てくる三橋くん
実は先程の検査で大分骨がくっついていたため、外せるようになったのだ
『そうなの！早すぎてお医者さんもびっくりしててね！まぁまだ完全にくっついてるわけじゃないし、歩くためのリハビリも残ってるけど...』
そう、完全にくっついたわけじゃない
左手以外は大分大丈夫になったのだが、一番怪我が酷かった左手はまだだめだと言われてしまった
だが、このペースなら後一週間ほどでリハビリに入れるだろうと言ってもらえた
三｢ほー、だから車椅子か｣
近くの椅子に座りながら隣にセットされている車椅子をトントンと叩く三橋くん
『そー、それで看護師さんとかに押して貰って移動しろってさ』
ほーん...と興味なさそうに返事される
そんなに私に興味ないんか()
すると、あーそうだ、と何かを思いついたように鞄から取り出したのは
『...誰？このわんちゃん』
知らない犬の写真
わざわざ段ボールに貼り付けてある
三｢ちょーっと白原に使いたくてな。これの装飾をやってくれねぇか？｣
出来る限り小さい男の子がやったように、と言いながらクレヨンやら紙やらはさみやらを広げる
どうやら普通に仕返しするのは面白くないらしい
私はそれを快く引き受け、車やら星やらのイラストをクレヨンで描いていく
その間三橋くんは何故か私の髪をいじっていて
『何してるの？』
と話しかけても
三｢黙ってそれやってろ｣
なんて返されて
内心少しむっとしながらも作業を進めた
描いたイラストを片手ではさみで切るのに苦戦していると、三橋くんは何も言わずにやってくれた
くそ顔が良いからって調子乗りやがって...()
『...うん！よし！これでどう？小さい男の子がやった感出てる？』
三｢おーなかなかいいんじゃね？俺も出来たぜ｣
後ろから覗き込むように見ていた三橋くんは、私の作った写真を受け取り、私の頭を撫でながら鞄に写真をしまいに椅子に戻っていく
『出来たって...何が？』
三｢...はぁ...お前って本当鈍感だよな...｣
はあ？と頭をかしげていると、ん、と押しつけられた手鏡
何よもう...と思いながらもそれを覗き込むと
目についたのは髪型の変わった自分の姿
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鈴美歌 - 久しぶりに読みました！やっぱり面白いです！これからもよろしくお願いします！ (2021年5月29日 7時) (
レス) id: 532a2a29eb (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ(プロフ) - ウルロさん 楽しく読ませていただいてます！更新無理のない様に頑張ってください！！ (2020年11月24日 7時) (レス) id: db4fa22712 (このIDを非表示/違反報告)
鈴美歌 - お久しぶりです！久々の更新嬉しいです！でも無理しないでくださいね！ (2020年10月19日 19時) (レス) id: 5ffb6e02ad (このIDを非表示/違反報告)
みりん - 続き求む! (2020年10月7日 16時) (レス) id: f717bd1242 (このIDを非表示/違反報告)
ウルロ(プロフ) - 鈴美歌さん» ご連絡が遅くなってしまい申し訳ありません...私事ですが最近忙しくなってきてしまいまして...！でも最後まで頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年9月21日 10時) (レス) id: 6159e7dc01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウルロ | 作成日時：2020年9月6日 23時
