【あんスタ短編集】夕焼けの偶像【Valkyrie】 (ページ3)

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秘密（３）ページ3

『ど、どうしたの？みかちゃん。照れるな～』
「Aちゃんはお師さんのどこを好きになったん？お師さんはマド姉のことばっかや。
俺のほうがAちゃん大事に出来るのに」

突然過ぎて言っていることの理解が追い付かなかった。私が何も言えずにいるとみかちゃんが続けた。

「今までずっと我慢してたけど、もうはっきり言わせてな。俺はAちゃんのことが好きや。」

みかちゃんが私を好き？え？頭の中が混乱して何も考えられない。

『みかちゃん、気持ちは嬉しいけどみかちゃんの気持ちには答えられない。ごめんね。』

こう答えるのが精いっぱいだった。

みかちゃんは一瞬悲しそうな顔をして、そしてこう答えた。

「キスさせてほしい」それで諦める、と。

私はとても悩んだけれども、それでみかちゃんが次に進めるならと思い、

キスをした

どれくらいの間そうしていたかわからない。キスした後のみかちゃんの優し気な切なげな表情はきっと忘れられないだろう。

私たちだけの秘密。

しばらくして、宗が戻ってきた。