第75話 ページ26
「第6位はアツヤくんです！アツヤくんは白恋と試合した時に初めて抱きついたんですけど、照れなさそうに見えて、兄の士郎くんより余裕で照れてましたね。母性本能くすぐられました！なので抱きつきたくなります！」
そう言うと灰崎が半呆れ気味に私を見る。
「お前、抱きついたやつの反応見て楽しんでるだろ」
「そんな事ないよ！純粋な気持ち！……第5位は円堂です！円堂は安心感ありますね。パパ感があります。安心したい人は円堂に抱きついたらいいと思います！イナズマジャパンの皆にぜひ進めたいです」
「なるほど。君たちは本当に仲がいいんだね」
紀村さんが笑いながらそう言う。
「はい！仲良しです！そして第4位がヒロトです！ヒロトは最初抱きつこうとすると逃げてきたんですけど、徐々に心を開いてくれて、今では振り払われますが、抱きつかせてはくれます！背中がめちゃめちゃ綺麗で、つい抱きついちゃうんです！」
私はそう言ってから野坂くんを見る。
「第3位は野坂くんです」
そう言うと野坂くんは少し驚いた顔をする。
「どうしてだい？」
野坂くんは自分で聞いてくるんだね。
「試合中に抱きついたの、野坂くんが初めてなんです。 私、試合中は集中してるのでなるべく人に抱きつかないようにしてるんですけど、野坂くんには抱きついちゃいました！守ってくれる感があります。野坂くんには。モテる理由がわかりますね」
そう言うと野坂くんは私の方を見てふっと微笑む。
何か、本人の前で言うの、恥ずかしいかも……
「そして第2位が氷浦です！氷浦には出会ってから割と頻繁に抱きつくんですけど、本当に、天使なんです。【氷の微笑】なんて呼ばれててクールだけど、純粋で抱きつくと頬を少し赤らめるんです！！その姿が癒しです！」
「Aさんはクールな人が好きなの？」
「いえ……ただ、氷浦が好きなだけです。もちろん、友情的な意味で」
「では、栄えある第1位は？」
「第1位はやっぱり風丸です！」
そう言うと紀村さんに待ったをかけられる。
「本当に風丸くんとは付き合ってないんだよね？」
「………？はい！」
「紀村さん。Aさんに色恋沙汰は難しいです」
野坂くんが微笑んだまま紀村さんに言う。
「あ！それで、風丸はさっきも言った通り仲良いんですけど、抱きついた時に1番心音が速いんです！澄ました顔して1番緊張してるって……天使以外の何者でもない。そう思いませんか？」
▼
そうして、私たちのインタビューが終わった。
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神崎 奏(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！めちゃめちゃうれしいです！！ (2020年4月13日 17時) (
レス) id: 2b665a7700 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - とっても面白いです♪ (2020年4月13日 14時) (レス) id: b227610430 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神崎 奏 | 作成日時：2020年4月3日 18時
