学力狙って受けた筈なのに芸能基準で入学させられ色々おかしいです。【妖怪学園Y】【妖怪ウォッチ】【男装女子】

＊第十六話つか金髪少女＊※捏造 ページ22

？視点


こんにちは、


私は「大王路エマ」という者です。


先日、父である「大王路キンヤ」が理事長を務めている、Y学園に学力基準合格で入学する事が決まりました。


そして今日は入学式でした。



みんなの前で喋る父がとても立派に見えました。



式が終わり、みんなが退場する中、その父が私に一目散に駆け寄り、



キ:エマッ…！！改めて入学おめでとうッ！！パパは嬉しいぞ…！



うっ…うっ…と軽い嗚咽を漏らしながら顔ぐちゃぐちゃにしていました、



エ:…パパ…(汗 、ありがとう！私、勉強頑張るよっ



キ:エっエマぁぁっ…立派になって…(´；ω；`)ｳｯ…



エ:もうパパ、まだお仕事あるでしょ？そんなに泣いてたら何もできないよ？



父の後ろに困った顔した先生が沢山いる。



この後に会議とかあるのかも。



キ:はっ…そうだそうだエマ！！！合格祝いにお前にプレゼントがあるんだよ、あのn



体育教師A:すいません理事長！！！ご来賓の方がお待ちです！！！！



元気な先生が大きな声で体育館の入り口でパパを呼んだ。



キ:もう時間か…エマ、パパ今日少しだけ遅くなりそうだからあまり一緒にいてやれない…寂しくなるかもしれないな、ごめんよ…


しょんぼりとした顔で父がいう。



エ:うん、わかったよ、大丈夫！お仕事頑張ってね、



キ:エマ…あ、プレゼントn(ガシ



父の両腕を後ろにいた先生に掴まれる



先生b:本当に時間ないんですって！！



先生c:ちょっと失礼しますよ！！！



エ:え、あっはい！



キ:ぬぉぉぉぉエマぁぁぁぁあ



引きずられていく父。



キ:エマァァァァァメールにプレゼントのある場所をマップに記して置いたからそこにィィ


エ:う、うん！！お仕事頑張って！！



父が最後まで私の名前を叫んでいた。



他の生徒が退場した後とはいえ、恥ずかしかったです。



***


学校での軽いホームルームが終わって、一応放課後になったので、ちょっと理事長室を覗きに行きました。


エ:(パパ…もう戻ってきてるかな…)



開けてみると、まだ父は帰ってきていないようで、その代わり、可愛くリボンで飾られた大きな箱が沢山ありました。


部屋の半分程が箱で床が埋まっていて、近寄って見てみると、一つ一つに「エマへ」と「パパより」と書かれたネームタグがついていて、



エ:もう、パパったら、こんなに、、



父が帰ってきたら一緒に開けよう、そう思い無造作に重ねられた箱を一つ一つちゃんと置き直しました。

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