開き直り8度「恩知らず」 ページ10
〜〜キュウビもとい茶髪君視点〜〜
……身長、
いや…何故この背にしたのだろう…
明らかに彼女の身長との違いが一目ではわかりにくい。
大か小かで大分パターンが変わる。でも大体の娘は高身長を好むだろう。
ふむ…
会話と同時進行で別の事を考えていたら
A:あの。もう駅なのでここで大丈夫です。
ばっさりと言われてしまって一瞬反応に鈍る。
そしてはっ…とし、目に見えて脈が無い事に肩を落とす。
茶(キ):そうですか…
ふふ…だが抜かりは無いッッ!
既に生徒手帳、学生証から住所はわかるっっ!!(怖い
体制を持ち直し、
同じ方面で近所を装って話しかけたら、
A:そうですか私は別方向住まいなので△△線ですね。
また気が緩む。
……この少女…捻くれている…
かくなる上は…大胆に…!
そうすると少女の手を取り、海外では忠誠であろうサインを落とす。
これでっ!!ときめかない女子はっっ!!いないっっ!!(謎理論
顔をあげ、少女を見る…
って吃驚するほど無反応っ
な…何故…
すると少女の方から着信音。ちらりと着信画面を見ると男のようだった
彼女は僕に断りを入れて外で電話をs
A: もっしー?○○くん?げんき?え、Aちゃん?げんきだよ♡
思いきし吹き出し、耳と尻尾が思いきし飛び出る
盗み聞き以前に駅が静まり返っているせいか物凄く声が聞こえる。
僕との会話中で声のトーンが全然違うじゃないか!!
A:ふふ、○○くんすーき♡ねぇ○○くんは?そ!嬉しい♡で、どうしたの?
トドメを刺される。
キ:は…はは…
ふらふらとした足取りで駅の改札を通過し、ホームの地面を蹴り跳ぶ。
…帰ろ…。油揚げ食べよ…。
キュン玉今日はもういいや…
九尾の狐キュウビは夜の空へ消えていった。
〜〜A視点〜〜
A:こんなもんかな。
(さっきの茶髪君の目がやばい、忠誠後、顔をあげてきたとき、なんか絶望、みたいな顔してた。
新手のいじめでもされてたのかなぁ…あの人。口説いて来いって相当悪質ないじめだね…
多分今のを見たなら私を口説きのターゲットにしよとか思わなくなるでしょ
悪いけど人のいじめに足突っ込んでいい事あった事ないから。)
……と、的外れな思考を繰り広げ、見事茶髪君を追い払ったAちゃんなのでした。
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作者名:桜蘭 | 作成日時:2019年8月5日 14時