二十一杯目「小さな質問」 ページ22
A:その妖魔界っていうのがあるくらいなんだから妖怪も沢山いるのかな?
ゆ:うん!たーっくさんいるよ!海外にもいるんだって!
(海外の奴らは妖怪に入るのか?)
A:そうか。ところで君の好物は?
にっこり笑って
ゆ:駄菓子!
A:駄菓子…そしたら苦いのは苦手だったり?
ゆ:ちょっとだけ…
A:ふーん、暖かいのと冷たいのならどっちが好き?
ゆ:今は暖かいのが好きかな。
A:…寒い?
ゆ:大丈夫大丈夫…!、そういう妖怪だから…!
そう言いながら手を擦ったりを繰り返している。
羽織っている物も含め、相当な冷え性なのではないか。
気候を扱う妖怪であろうに彼女はその気候、「雪」の耐性が無いのか。
こちらの話になるが、確か似たような奴が私の世界にいた。雪女界隈では「冷え性」とはそれ程は珍しく無いのかもしれない。
そいつらは耐氷製のカイロを常に持っていた。
人間の私にとって今の季節、正直カイロなんて必要無いし、そんな物、持ってる筈は無いけれど。
……それはそうと少しコーヒーが飲みたい気分だ。
A:そうか、ところで
立ち上がる。
A:私はコーヒーが好き。ホットもアイスも。
ゆ:…うん?
A:今はアイスが飲みたい気分なのだけれど…先程無駄にお湯を沸かしてしまってね。。。
話を続ける
A:そしてアイスの方、氷を切らしてしまっていてさ。コーヒーのポットを渡すから冷やしてもらえないかな?
無茶苦茶な頼み事。
A:あぁ、無理に力は使わなくていいんだ。
目を細め、笑いかける。
A:冷え性なゆきおんなさんならただ持っているだけで冷やせるでしょう?先程みたく君とゆっくりお話がしたい。その間に冷ましてくれればいいさ。
ゆ:え……あ、
A:頼める?
ゆ:…うん、いいよ?
***
A:はい、お願い。
コーヒのポットを渡す。オマケの小さなおまじない付き。
ゆ:うん…!
A:それじゃあ…ゆっくり話そうか。まだまだ聞きたい事が沢山あるからね。
そう言いながらエアコンの部屋の気温設定を2度あげた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(作者)
皆様お久しぶりですおサボり野郎です……(
とってもまわりくどく意味不明なこの小説さんが私不在の間に1000hitを超えていました…!
亀より遅き更新頻度ですがこれからもちびちび進めていきたいと思うので何卒よろしくお願いします…!
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作者名:桜蘭 | 作成日時:2019年8月15日 13時