本家の大将殿はストレスで倒れそうです

＊青筋3mm目「尺稼ぎが荒いんだよ」 ページ3

(こえんらとかがお留守番してる屋敷に大滝くらえなんて俺の良心が許さないらしい。)


キュウビにあとで怒られるから、とはたとえ心の中でも言いたく無いらしい。


(例えるならあれだ。小さい嬢ちゃんが砂浜で頑張って作ったお城を波が攫ってっちまう切ない感覚。)


数歩歩いて止まる。


(と…とにかくっプライドというかっ…そういう変な丼ぶりみたいなのが俺にはあるんだよ！)


子供のように足先で土をいじる


(本音を言うならば床の柱を今すぐにでも水に浸からせてその木造の土台の部分をふにゃふにゃに腐らせてやりたいけど、、)


かと思えば土を蹴る。


(シロアリに軽く食われただけで崩れてしまえとか普通に思ってはいるけど！)


ぐるぐるとその場を歩き回る。


(更にいうなr……あぁダメだ、すぐ話が脱線するわ俺。)


いきなり足を止める。


(まぁとりあえず、元祖屋敷を潰す必要は無い。)


やっと伝えたい結論を見つける。


(というかボランティア消火一瞬でできるし？)


ここまで来てまた言い訳を探す。


(くそくらえの蜘蛛大将も運良く濡れれば一石二鳥だし？)


髪舌を猫の尻尾のように振る。


(困る人いねえし喜ぶだろみんな、)


苦笑いを浮かべながら


(うん！よし！うつよ？うつよ？いい？？よっしゃ…)


某アニメのなんとか人のごとく構えたかと思えば


(え、これ本当にやって大丈夫かな((()


ポーズを崩し振り返って苦笑いを誰もいないはずの場所に向ける。


(まぁいいや、くらえ大滝ぃ水圧の恐ろしさを知れぇ(棒))


※ちなみにこの蛙大将はこれらの行動・思考を約15秒で済ませました。


ザッパァァァン


ガマ:おーすげすげ…


あ、一つ目流れた…あとで様子みとこう


え…まって大丈夫かな流されて動けないとか無い？？


雷蔵とかいなかったけど流されてない？？あいつちっちゃいし。


え、怖い。念の為元祖側の方だけ見回りしてこようかな…


本家側は結構騒ぎで妖怪きてるし多分いたら見つけてくれるだろ。


ちょっと近場跳んできまーす。


大将席はまずいないな。


ガマ:……守り鏡…。


着きました▼


ガマ:……いなさそうだな。他んとこを回ろ。


背を向けたかと思えば


ガマ:……


振り向いて守り鏡の目の前へ寄る。


ガマ:今思えばココのコレに近づく機会なんて無かったもんなぁ………


ヒビ割れるくらいなら別にやってもいいかな(


今となっては機能してないわけだし


逆に粉砕しても直すのあの野郎だし


…せーn(土:(スっ…)

＊青筋4mm目「それでも男か」→←＊青筋2mm目「跳びながら飛ぶ」

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