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土方side
土方「朝稽古始めんぞー」
いつも通り朝稽古を始めようとする
先日仮で入った女はなかなかの剣術使いだと聞いたが……
五十嵐「あ、おはようございます!副長!」
土方「お、おう」
朝から元気だな
人も見かけによらねーか
Aは見た目とそのまんまだがな…
そーいえば
土方「近藤さん、A見たか?」
近藤「あぁなんか今日からしばらく朝稽古には参加出来んそうだ」
土方「何かあったのか?」
沖田「女は色々めんどくせーですからねぇ」
近藤「Aの事だ、たまには休ませてやろう」
土方「…あぁ」
_______
次の日
五十嵐「副長!おはようございます!書類持ってきました!」
土方「おう、どれ」
相変わらずげんきな女だなこいつ
どれ初仕事ぐれぇはできてんだろうな
「きょうははじょーいろうし6にんをかくほしました。」
………………なんだこれっっっ!!!
こいつ漢字もろくに使えねーのか
字なんでこんなに丸々してんだ!
つーか文章自体もおかしいだろこれだから金持ちのお嬢は……
五十嵐「どうでしょう?案外初仕事にしてはいい感じかと思うのですが!」
どこがだよ!ツッコミどころ満載だろーが!
土方「あ……まぁこんな感じでいいぞ…ハハハ__」
五十嵐「ほんとですか!良かったァーそれでは他にも書類を」
土方「いい!…お、お前は他の隊士と見回りに行ってくれ、そっちの方が 実践的でいいだろ;;」
五十嵐「副長がそうおっしゃるならそうしていただきます!失礼しました!」
………心配になってきたぞ;;
_________
近藤side
1週間だけ真選組に入ることになった
五十嵐家の娘さんの桜ちゃん
ちゃんと馴染めているか見に行ってみると
ちゃんと隊士達と楽しそうに喋っている姿があった
「桜ちゃんいい子だな〜」
「喋りやすいし可愛いし!」
遠くから聞こえる隊士達の声
評判もいい感じだな!
「Aさんとは大違いだなー」
「おい、やめろよ」
「事実だろ超絶美人とはいえ局長達とずっと一緒にいるし声掛けずらいし」
「隊士達でもAさんの笑顔を誰も見た事がないって都市伝説まで作られてるしな」
「最近朝稽古にも参加してないよな」
「落ちたもんだねうちの華も」
Aが落ちたって?
怒りのあまりそいつらを締めに足を進めようとすると後ろから服を引っ張られた
『やめて、近藤さん』
近藤「A…だが」
『事実でしょ』
そういいAは自室に戻って行った
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作者名:三日月 | 作成日時:2020年8月23日 0時